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禁書世界の時間論 - (2015/08/22 (土) 19:38:54) のソース

【種別】 
概念? 

【初出】 
とある魔術の禁書目録 PSPゲーム版 完結編 
本編では新約十三巻

【解説】
[[レッドプレイヤー]]が[[ホワイトプレイヤー]]に語った、彼らの能力が操る『時間』についての概念。

『時間』とは一本道であり、過去も現在も未来も繋がっている。
その為、自分の直近時間に干渉出来ない二人のプレイヤーが『現代』から歴史に干渉しても、
変化は何かしらの理由により辿り着く前に均一化され、小さな波さえ届かない。

パラレルワールドとは、多くの世界があるのではなく、
「時間というゴム紐を、パチンコ台のように無数の釘を打った台の『どこの釘』に引っかけていくか」
という事でしかない。
ホワイトプレイヤーやレッドプレイヤーが自分の時代を直接操作出来ても、
各々がゴム紐を勝手に動かすと、連動して時間全体に動作不良が起こるという。
結果、現在と同じように何も出力できない状態になる。

干渉に次ぐ干渉によって何度もゴム紐をかけ直した果てには、
その都度コロコロ歴史が変わったり、時間の軸が事態に対処できずに、
その時代が『大きな空白』となる可能性が待ち受ける。
本編中においては、レッドプレイヤーが自分本位な方向へのかけ直し方を、
ホワイトプレイヤーが元来の位置へ戻すようなかけ直し方をしていたようだ。 

なお、ホワイトプレイヤーによれば、
『現代』の[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]においては、『釘』の研究が行われているらしい。

後に、本編においても[[上里翔流>上里翔流(かみさとかける)]]と[[ネフテュス]]の会話において、
平行世界(パラレルワールド)について触れられている。
上里によれば、世界という名のゴム紐は上述の通り一本ではあるが、
実際には意外と無駄が多く、例えて言えば60コマのフィルムを10コマしか使っていない状態らしい。
そしてその空いた50コマの内2~3コマを借りて「新天地」を作り追放するのが理想送りらしい。
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