【種別】 インターネットサービス 【元ネタ】 Free compound eyes=「自由な複眼」 【初出】 新約三巻 【解説】 アメリカで提供されていたインターネット関連サービスの一つ。 警備会社の高額プランを利用しなくても、 誰でも気軽にカメラを設置し、インターネットで連結し、防犯カメラ網を構築できると謳われていた。 しかし、カメラの登録ナンバーさえ入力すれば、 第三者が設置したカメラの映像を勝手に覗ける事や、 ホスト側である提供会社からは米国中のカメラの映像を常時監視出来る状態である事など、 複数の問題点が指摘され、公正取引委員会の是正勧告に従って停止された。 だが、一般ユーザーには使用不能になった後もサーバー内にF.C.E用のソフトが残されており、 回線を利用する全てのカメラを制御下に置く事が可能。 サーバーを管理する大手プロバイダ3社は[[オーレイ=ブルーシェイク]]に掌握されているため、 実質、彼女個人に全てのカメラを乗っ取られたに等しい状態となる。 管理者名は『[[ノーリッジ12]]』となっており、 オーレイの目的に利用するために構築されている事が窺える。 その制御は軍用UAVからWi-Fi搭載のビデヲカメラ、果ては携帯のカメラまでに及び、 例えカメラを物理的に壊されても、数分のラグでその場を映す別のカメラに切り替わってしまう。 11月10日に起きた[[キラウェア火山]]噴火、及びその後に続いた[[トライデント]]の侵攻事件において、 オーレイが自身の敵や情勢を監視するために利用。 政敵である[[ローズライン=クラックハルト]]の潜伏先のカメラに侵入して警告を行ったり、 トライデントの進軍指針として活用された。 トライデント及び[[サローニャ=A=イリヴィカ]]の敗北によってオーレイが失脚した事で、 一度は回線が切断されたが、その直後に何者かがネットワークを再構築しており、 何者かが制御を奪った上で継続して使用しているらしいことが確認できる。 【備考】 新約三巻では、常にカメラ視点でストーリーが展開していたため、 登場人物たちの台詞はすべて「」でなく『』で書かれていた。 ----