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戦乱の剣(ダインスレーヴ) - (2014/10/08 (水) 11:31:40) のソース

【種別】
[[霊装>霊装(れいそう)]]

【元ネタ】
[[Wikipedia-ダーインスレイヴ>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B4]]

【初出】
新約四巻

【解説】
『[[グレムリン]]』の[[魔術師>魔術師(まじゅつし)]]、[[マリアン=スリンゲナイヤー]]の手で作られた霊装。
北欧神話における伝説を再現した、禍々しい雰囲気を放つ赤と金の魔剣であり、黄金の鞘に収められている。

オリジナルの魔剣は世界を滅ぼす戦争を巻き起こすために作られた剣であり、
この霊装はレプリカであるにせよ、それ相応のすさまじい威力を秘めている。 
しかも[[リチャード=ブレイブ]]の『[[破滅の枝>破滅の枝(レーヴァテイン)]]』や[[ブリュンヒルド=エイクトベル]]の『[[主神の槍>主神の槍(グングニル)【ブリュンヒルド】]]』とは違い、
『元々の神話からして人間の為の武器』であるため、
『神々の武器』と異なり接続用の術式を必要とせず、人の手でも100%の力を発揮する事が可能。

その能力は圧倒的であり、鞘からほんの数センチ刃を引き抜いて見せただけで、
「本領を発揮したこの剣の前に立つくらいなら、その前に心臓を止めてしまった方がマシだ」
という本能的な恐怖を対峙した相手に抱かせ、実際に自ら心臓を止めさせてしまう。
しかし、これはあくまで『強力な[[魔術>魔術(まじゅつ)]]を受ける事への恐怖心』を元とする為、
[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]のように「対処できる力である」と明確に認識している相手に対しては効果が薄い。
実際に、一度心停止して倒れた[[サフリー=オープンデイズ]]や[[手裏>近江手裏(おうみしゅり)]]も、
上条の乱入後はその場にある恐怖心が薄れた為、息を吹き返している。

また、圧倒的な力を持つ刃を封印する『鞘』にも仕掛けがあり、封印する対象を変更する事で攻撃に転用する事が可能。
作中では重力を封印する球体に空気を集め、圧縮して放つ『風の大剣』を操ったり、敵対した上条自身を封印して見せた。
特に『風の大剣』は対『[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]』として用意された手段であり、
圧縮に使用する「鞘の延長」である球体以外は物理現象のため、回避以外に防ぐ手段は無い。
逆に言えば、放った後の『風の大剣』は魔術では無い為、マリアン自身にも制御できない事が欠点でもあり、
上条との戦闘においてはそこを突かれて敗れる事になった。

追い詰められたマリアンは真価である刃を抜こうとしたが、
「自分が壊したくない範囲の世界まで壊してしまう」という恐怖から、結局抜く事が出来なかった。
マリアンの敗北後、忽然と現れた[[オティヌス]]に鞘ごと握り潰されて破壊され、純金にも関わらず錆びついて効力を失った。

新約10巻で頭に血が登ったマリアンは2本目となる『戦乱の剣』の力を完全解放。
その力は、剣を振るって世界を覆う[[位相]]のフィルターを1枚ずつ切断してから呪文を唱えることで、
様々な神話や伝承に残る「死後の世界」や「世界の終末」を自由に選択し、再現できるというもの。
(本来ならばその余波で[[御使堕し(エンゼルフォール)]]のような怪現象が併発することが予想されるが、
襲撃地点のガスステーション周辺があらかじめ結界で区切られていたためか、そのような事は起きなかった。)
上条は攻撃を避け切り、『戦乱の剣』を破壊。


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