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木原円周(きはらえんしゅう) - (2012/03/22 (木) 09:19:39) のソース

【種別】 
人名 

【初出】 
新約四巻

【解説】
学園都市の暗部に君臨する『[[木原一族]]』の一人。
黒髪のお団子頭を左右に揃えた、中学生ぐらいの小柄な少女。
絵師のはいむら曰く「真っ当な木原のカテゴリ」からは外れた人物として描かれており、禁書のヒロインと言われても相違ないビジュアルとなっている。

幼少期に木原一族から離れて育てられたため、根は『木原』と思えないほど常識的で純粋。
故に『木原』としては及第点とは呼べない存在である。
そのため手持ちの携帯電話、小型ワンセグテレビ、携帯端末の補助で『発想』を得て戦うというスタイルを取っている。
[[数多おじさん>木原数多(きはらあまた)]]を始めとする約五千人の木原一族の思考パターンは勿論のこと、[[当麻お兄ちゃん>上条当麻(かみじょうとうま)]]の善性までもがインプットされている。

しかし彼女も『木原』である事には変わらない。
過去に『木原』から『木原』を学ぶから『木原』になると考え嫉妬した人間達に、育てられ九九も読み書きも出来ない状態で、独自の記号で冷凍睡眠装置の基礎理論を証明。
どれだけ劣悪な生活環境でも『学び場』として情報を分析・解析し、英知を得る。『木原』として生まれただけで、科学に愛されるのだ。
むしろ、何も教わらなかったという事は善悪の境界線すらも教わらないという事になり、限度を考えず拍車をかけることとなる。何も怨まず、恩も感じず。
戦闘スタイルこそ不足分を得て『木原』に追いすがる物ではあるが、それは彼女自身が思考パターンを選択している事に相違ない。
つまり、いくら『発想』を得てもその人物に成り切れる訳では無く、彼女自身の『木原』はそこにあり、彼女自身の行動パターンは確実に存在している。
そこを見抜かれた場合、最終的に彼女自身の考えで動くしかない。しかしそれも先述の思考パターンの選択から簡単に割り出せる。

新約4巻では、学園都市の命を受けた3人の木原の一人として[[バゲージシティ]]を襲撃。
様々なパターンで襲撃した[[木原病理>木原病理(きはらびょうり)]]を一時的に戦闘不能にし、
[[雲川鞠亜>雲川鞠亜(くもかわまりあ)]]や[[近江手裏>近江手裏(おうみしゅり)]]らを追い詰めるも、
雲川鞠亜に上記の弱点を見抜かれ、最終的にチームワークで敗北し気絶した。

『木原』じゃない場所で育てられた上で、『木原らしい行動』を優先している今の彼女の根底には、
『自分は木原らしくなければいけない』という何らかの行動原理があったのだろう。
四巻エピローグでは「四人の木原が失われた」とあるため、今後作中でそれが語られるかは筆者次第となる。
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