【種別】 人名 【初出】 新約五巻 【解説】 魔女狩りの時代において、神明裁判に308回ほどかけられながらも、 一切の傷を得ず、死に至らなかったとされる女性。 当時の歪んだ司法と照らし合わせると、 「神の試練を受けても無傷であるため、善良で潔白なただの人間である」 と結論せざるを得なかった、世にも珍しい事例。 火刑・圧殺・溺殺・飢餓・・・・・・等々、あらゆる方法において、 命を落とさなかったどころか、ろくに顔色を変えることもなかったという。 しかし、時代的に情報精度が不確かな事もあり、 彼女の特異な『伝説』は有象無象の中に埋もれてしまっている。 あらゆる方法で害されなかった彼女は老いで死ぬこともなく、 現代まで生存を続けている。 その異能は当時たまたま魔女狩りに引っかかってしまっていたが、 実際の所、科学・魔術のどちらに属する性質なのかは判っていない。 あるいはどちらにも属していない可能性すらある。 しかし、どうやっても殺せない人間が野放しになっている事態を放置することは出来ず、 科学サイドは苦肉の策として、[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]にある最高クラスの要塞でもある、 『[[窓のないビル]]』内に隔離することで、存在の排除を狙った。 攻撃を受けた[[トール]]によると、 「肉眼では確認できないサ大きさの体組織をターゲットの内側に潜り込ませて、破壊活動を行う。 そのターゲットが生体の場合は拒絶反応で、無機物は内側から膨張させて引き裂く」といった攻撃を行う術を持っているようだ。 ----