【種別】 人名 【初出】 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟- 【解説】 スペースプレーン[[オリオン号]]の機長で[[シャットアウラ=セクウェンツィア]]の父。故人。 本編から三年前、機長として[[オービット・ポータル社]]のオリオン号による開業記念試験飛行を行っていたとき、 スペースデブリの接触によるエンジンブロック損傷という事故が発生してしまう。 絶望的な状況になり、副機長が錯乱して操縦席を離れてしまっても最後まであきらめずにオリオン号を操縦し、ディダロス以外の乗員乗客88人は助かる。 しかしディダロス自身は帰らぬ人となった。 しかもディダロスの死亡が確認されたときにはすでに「乗員乗客の全員が助かった88の奇蹟」と報じられていたため、その死は公にならなかった。 オリオン号が不時着した[[第二三学区]]のとある場所には奇蹟の記念碑が建てられており、ある意味それがディダロスの墓標にもなっている。 ディダロスの形見になった、血のついたディダロスの帽子はシャットアウラが保管している。 この[[オリオン号事件]]で[[鳴護アリサ>鳴護アリサ(めいごありさ)]]が誕生している。 アリサが誕生した理由はオリオン号に乗っていた人々の願いが一致して、因果律さえ歪めてできた存在とされているが、 シャットアウラの「自分の大切なものすべてと引き換えにしてでも助かりたい」という願いが一番の要因であったらしいものの、 シャットアウラの大切なものであるディダロスの命と引き換えにアリサが生まれたのかは不明。 シャットアウラはその後の人生において奇蹟を否定することになるが、 ディダロス自身が最後まであきらめなかったからこそ乗員乗客の88人が生きて帰れたという奇蹟が起きたと考えられる。 ディダロスこそ、奇蹟を起こした人だと言える。 ----