【種別】 人名 【元ネタ】 同名の実在した魔術師。 [[Wikipedia- マクレガー・メイザース>http://ja.wikipedia.org/wiki/マグレガー・メイザース]] 【初出】 新約十二巻(名前のみ) 新約十八巻の再現映像で登場 【解説】 [[魔術>魔術(まじゅつ)]]業界においては著名な[[魔術師>魔術師(まじゅつし)]]の一人。 『[[黄金夜明>黄金夜明(S∴M∴)]]』の「三人の創設者」の一人であり、結社内の二大派閥・メイザース派のトップ。 そこらの魔術師を捕まえて有名人を挙げてみろと質問すれば、 10本指が埋まる頃には『[[薔薇十字(ローゼンクロイツ)]]』や[[サンジェルマン]]と並んで名前が挙がるとされる。 赤と青のスコットランド軍服の上からとんがり帽子やマントを着た中年男性。 右に重心を傾けて立つ癖がある。 妻は[[ミナ=メイザース]]。 若手魔術師だった[[アレイスター=クロウリー]]の才能を見出し、スカウトした人物でもある。 4種の[[象徴武器>象徴武器(シンボリックウェポン)]]を自在に操り、未知の[[悪魔>コロンゾン]]を召喚し契約するなど伝説の[[魔術結社>魔術結社(マジックキャバル)]]の代表に恥じない実力者だった。 野心家、というより子供の願望と同種のモノを抱く男でもあり、アレイスターをスカウトした理由もそこにあった。 アレイスターが作った革新的な魔術様式を認めると同時に、[[ウェストコット]]ら先人達が作り上げた『黄金』の基礎理論の一つ一つをアレイスターが開発したモノと置換していき、ゆくゆくはその革新的な技術を自らの物として、それらを時代にもたらした大魔術師として、自らの名を史実に打ち立てようと企てていた。 またハイランダーの末裔を自称しており、スチュアート王朝の再興を切望していた。 その後「[[ブライスロードの戦い]]」において、[[ブライスロードの秘宝]]の一撃やクレイモアの斬撃を受けながらも、最期はアレイスターを巻き込む形で爆発を起こして死亡。遺体は名前を伏せて[[ウェストミンスター寺院]]に埋葬された。 ...と、アレイスター(と読者)からは思われていたが、新約二十巻ラストでメイザースおよび黄金メンバーら本人が生存した状態で登場。 理屈や経緯は不明だが生きながらえており (コロンゾンが関わっていることが示唆されている)、 同じように生存していた『黄金』の構成員達を引き連れ、アレイスターと対峙した。 「[[リリス>ニュイ=マ=アサヌール=ヘカテ=サッポー=イザベル=リリス]]は救われるべきではなかった」と断じ、『復讐者』という性質を失ったアレイスターを蔑んでいた。 ----