「秋川未絵(あきかわみえ)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

秋川未絵(あきかわみえ) - (2017/09/06 (水) 00:23:28) のソース

【種別】
人名

【初出】
新約13巻

【解説】
女子中学生。
[[僧正]]が倒壊させたビルの中で父が設計した金庫の扉が壊れ、母がプロジェクトに関わっている[[液体ダイヤ]]が盗まれる寸前だと気づき、
両親の経歴の汚点になるのを恐れ、液体ダイヤを守りながら[[乾山>乾山庄治(けんざんしょうじ)]]ら三人組から逃走劇を繰り広げる。

この液体ダイヤは僧正による被害者数を制御するために[[木原脳幹(きはらのうかん)]]が用意したカバーストーリーである。
もちろん秋川本人は気づいていないが、秋川の母が液体ダイヤに執着していないのはその点に感づいていたから、とも解釈できる描写になっている。

乾山御一行に迫られて液体ダイヤが奪われたと思った矢先、幸運にも僧正と鬼ごっこを繰り広げていた[[上条>上条当麻(かみじょうとうま)]]・[[美琴>御坂美琴(みさかみこと)]]両名を乗せたアクロバイクが通りかかった。
僧正の騒ぎに便乗して子ども相手に火事場泥棒を働くような連中をこの2人が許すわけも無く、[[アクロバイク]]に乗ったまま突撃。
アクロバイクと合わせて追ってきた僧正の襲撃をまともに受けた便乗犯は木の葉のごとく吹き飛ばされ、ひとまず秋川は事無きを得る。
僧正の事情を全く知らない彼女が抱いたのは
「&bold(){パワフルなおじいちゃん}に助けてもらっちゃった」という、僧正を知る上条(と読者)から見ればとんでもないスケールの感想だった。

しばらくの時を経て、新約15巻で再登場。
僧正の一件で学舎を叩き潰された上条達が転がり込んだ某学校(名称は不明)の中等部の生徒の1人。
昼食をとっていた上条・[[上里>上里翔流(かみさとかける)]]と[[ビクビクウサギ>化粧院明日香(けしょういんあすか)]]が会話をしていた際に、
ビクビクウサギの泣き言に呼応するように現れた。
僧正の一件で液体ダイヤを取り戻すきっかけとなった上条を見るや否や「覚えて、ますか?」と問いかけたが、
さすがの上条もあの一瞬の出来事を記憶してはいなかったらしく「誰だっけ?」と返されて灰色になっていた。

生徒会ではビクビクウサギの代理として活動することが多いがその代理の範囲が広すぎる故実情は彼女が生徒会を運営しているに等しく、
異能バトルモノでは地味だが現実に居れば濃すぎるその設定は「どこにでもいる平凡な高校生」二人には軽い驚嘆を抱かせている。
事実上ビクビクウサギを公私共に支配していると言っても過言ではない立場であり、当のビクビクウサギは彼女がいないと昼のお弁当1つも満足に食べられない。

上条と上里が[[去鳴>去鳴(サロメ)]]を巡り衝突した日にビクビクウサギに違和感を感じ、放課後の焼却炉で彼女にブラフをはり決定的な違和感を確認するもその脅威の格の違いを認識し逃走する。
その脅威に対抗できる人材として上条と上里のどちらかに協力を求め上条と去鳴と接触、二人から青ピらが焼却炉を使用するかもしれない話に焼却炉に本物のビクビクウサギが閉じ込められているかもしれないという懸念が絡まり三人は焼却炉に急行し去鳴が焼却炉を破壊して青ピらを阻止するもその中には何もなかった。

その後表れた上里らにこの行為の真意を去鳴に次いで問い詰めるもそこで上里らの意見に食い違いがあることに気づき上里らと共に状況を整理。
そこで「今の生徒会長は偽物。だが上里らは生徒会長に手を出してはいない。なら、生徒会長に成り済ましているのはだれなのか?」という問題に突き当たる。

そしてその直後に[[ビクビクウサギに成り済ましていたモノ>木原唯一(きはらゆいいつ)]]が上里の右手を切断。
自分の姉のような人物が知り合いの右手を切断するシーンはその人物が偽物だと確信していてもショックは大きく、上条らの戦いを目撃することなく失神した。
(仮に赤の他人だったとしても、目の前で人の右手が切り落とされる瞬間は見ていて気持ちの良いものでは無さそうだが)

新約16では(本物の)ビクビクウサギが戻ってきたことでショックから回復し、大熱波の混乱をメガネやビクビクウサギ、上条らの高校生らと共に立ち向かっていた。
冬のプールに蔓延った耐性菌を相手に四苦八苦する生徒会の話を聞いても「試している内容は素人に毛の生えた程度」と言い切っており、
捨てる時はバッサリ捨てる人間、という印象を上条に与えている。
生徒会室での話し合いや深夜の出撃前の会話など、上条と生徒会(及び転がり込んでいる学校)を結び付ける貴重なパイプとなっている。

----