【種別】 人名 【初出】 超電磁砲第73話(名前の初出は74話) 【解説】 [[松梅小学校>松梅小学校(しょうばいしょうがっこう)]]四年生、十歳の男子。 年齢の割に非常に大人びており、どこか無感情的。 「女性に対しては気を使うべき」と言いながら年上の相手をいきなり呼び捨てにしたり、掴みにくい性格。 [[予知能力>予知能力(ファービジョン)]]と[[念写能力]]を複合したような能力を持つ。 インスタントカメラで念写したマーブル模様の画像を研究施設にある専門機器に通すと未来の画像を見ることができるが、 写るのは惨劇の瞬間のみ。しかも近い未来に起こるというだけで具体的にいつ何処で起こるのかはわからない。 『[[書庫>書庫(バンク)]]』に載っている情報はここまでであり、 ペンライトの光を眼球に当て意識を集中させると惨劇が起こる時間と場所など、より多くの情報を含んだ写真を念写することができる。 この点は知られると悪用される危険があるため、『書庫』には載せていない。 『第二段階』とも呼ぶべきこちらの念写は、連続で使用すると赤血球が劣化し、軽くて鼻血、場合によっては意識を失う。 基本的に予知した運命は確定しており、変えようと行動しても結局予知の通りになったり、 別の場所の同じ時間で惨劇が起きてしまう。 しかし、彼の能力は飽くまでも三次元という枠の中での演算結果と推測されているため、 十一次元演算である[[空間移動>空間移動(テレポート)]]ならば、三次元的に逃げ場のない結末に干渉できると考え、 [[宝探しアプリ]]を作成、予知した未来の事故を登録して、空間移動能力者が現れるのを待っていた。 なお、彼の能力も研究の対象になっていたようだが、学園都市に多い非人道的な研究が行われているという様子はない。 「人の不幸を予知する」という美山の能力を気味悪がっていた[[大川内巡観>大川内巡観(おおかわち-)]]の負傷を回避できなかった責任を感じ、 現在の学校に転校。 しかし、[[ペロ]]という可愛がっていた野良犬の焼死を予知した際に『第二段階』の念写が発現。 野良犬では助けてもらえないと考えていた美山はペロを救うための方法を模索し、結果『空間移動』に辿り着いた。 その後、何度も予知能力を使用して黒子や初春と共に事件解決に回っていたが、過度の能力使用による負担で気絶。 予知通りペロの居る公園で火災が発生してしまうが、ペロは無事救出。 謝罪を旨とした手紙を大川内から受け取り、ペロは大川内に預けられることとなった。 火災原因は偶発的なものだったが、異常なまでの火周りの速さは[[インディアンポーカー]]で学んだ女学生が、 一年中桜を咲かせるつもりで作った薬が原因。それは桜を咲かせると同時に桜を窒素化合物の火薬庫にしてしまう非常に危険なもので、 それを十分な検証もなしに一本の木に注入してしまった。 後に女学生は自首している。 ----