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弓箭猟虎(ゆみやらっこ) - (2018/09/29 (土) 22:54:46) のソース

【種別】
人名
 
【初出】
『スクール』の初代スナイパーとしての言及は旧約十五巻
本名などの詳細の初出は『とある科学の超電磁砲』第八十一話
 
【解説】
暗部組織『[[スクール]]』の初代スナイパーで、私立[[枝垂桜学園>枝垂桜学園(しだれざくらがくえん)]]に通うお嬢様。
黒いツーサイドアップの髪に、豊かな胸が特徴。
[[弓箭入鹿>弓箭入鹿(ゆみやいるか)]]の実姉でもある。

かつては妹の入鹿とともに、『[[才人工房>才人工房(クローンドリー)]]』内に設けられた特別能力開発クラス『[[内部進化>内部進化(アイデアル)]]』に所属していた。

[[無能力者(レベル0)>強度(レベル)]]だが、狩猟民族が獲物を追跡するのに使う技術を習得しており、
気配を完全に消したり、獲物が残した痕跡から獲物の残像などの情報を読み取ったりすることができる。

狙撃には服の中に分解して仕込んでいる狙撃銃を使用。
この狙撃銃は、腕の曲げ伸ばしで自在に分解・組み立てが可能で、
炭酸ガスの圧力で射出した弾丸を袖口から発射する。
火薬を用いていないためほぼ無音。その上全く目立たないため高いステルス性を持つ。
仕込み銃は右腕が近距離戦用、左腕が中距離戦用。
彼女は本来狙撃手が苦手とする人混みをカモフラージュとして利用し、自身も紛れ込ませた上でその中に逃げ込んだ標的を射殺するのを得意とする。
周囲に溶け込む演技力はすさまじく、視線・表情・身のこなしで完璧な自然体を装える。

また、スナイパーという肩書きに似合わず意外と武闘派。
不意に受けたフレンダのドロップキックを受けても持ち堪え、即座に反撃してみせたほど。
元々狙撃銃が近接戦用のため、万が一バレても高い対応力を発揮できる。

根が真面目で任務を全てに優先してしまうために、友達を作る機会をことごとく逃している。
このため学校では親しい友人がおらず、自分のことを「ぼっち」だと思っている。
だが実際は、学校では周囲からは比較的好かれており、「自分で自分をぼっちだと思い込んでいる」というのが真実の模様。
任務中は非情で残忍な面を色濃く見せているが、[[誉望万化>誉望万化(よぼうばんか)]]をナメてかかっている節がある。
単行本12巻の表紙裏4コマでは彼を「パシリ」と言いかけたり、
自らスカートをめくって(服の下は全身ボディースーツで下着は見えない)その反応を見てからかったりしている。
後任である[[砂皿緻密>砂皿緻密(すなざらちみつ)]]が標的を一撃で確実に仕留める完璧主義なスナイパーとするなら、
彼女は獲物を徐々に追い詰めていき、その悶え苦しむ様を見て悦びを見出すタイプ。
『スクール』の他のメンバーはこの趣向を「悪い癖」と評しており、誉望はその度に注意しているらしい。

『[[ピンセット]]』に関わる情報を求めて[[インディアンポーカー]]を狩る過程で[[フレンダ>フレンダ=セイヴェルン]]と[[佐天>佐天涙子(さてんるいこ)]]を襲撃。
足跡、歩幅、匂い、通信記録、現場の残骸などの「痕跡」からフレンダ・佐天の両名を追いつめた。
袖口に仕込んだ炭酸ガス銃による無音狙撃は暗部所属のフレンダでさえ割り出しに難儀するほどだった。
ところが、「フレンダが人形に模した爆弾を使うことを知っている」という暗部の知識を逆手に取られ、
人混みの中でダミーの人形を大量に抱えた佐天にただ一人反応してしまい、正体を見破られたことで交戦となる。

意表を突かれた作戦に引っかかるも、一方的な狙撃でダメージを負っていたフレンダを徐々に圧倒していく。
しかし、辺り一面に仕掛けられた爆弾の一斉起爆により酸欠状態となり、酸素を求めて爆風で割れた窓まで駆け寄った。
今まさに息をしようと大きく口を開いた瞬間、窓際に先回りしていたフレンダから待っていましたとばかりにその口に爆弾を押し込まれ、
窓の外に蹴落とされた上に放り込まれたダミー人形と口内の爆弾を爆破され、口と鼻と片目を吹き飛ばされる。
[[垣根>垣根帝督(かきねていとく)]]の発言から察するに、その場に誉望が駆け付けなければ命を落としていたらしい。

彼女が死亡したのはこの日の戦闘から少なくとも一週間以内。
『スクール』の不穏な動きを察知した『[[アイテム]]』により10月初旬に殺害されており、
彼女の代わりとして[[砂皿緻密>砂皿緻密(すなざらちみつ)]]が急遽雇われることとなった。

【口調】
一人称は「わたくし」。「~ですわ」など典型的なお嬢様口調。
若干コミュ障気味。1年半ぶりにクラスメイトから誘いを受けた際にはテンパっている。
また、スナイパーとして活動している時は「無駄です」という台詞がよく付く。
 「わわわわわわたくしとでございますか?」「よよよよろこんで・・・」
 「いいですね。その必死さ、素敵です。無駄ですけど」
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