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モ・アサイアの儀 - (2020/01/03 (金) 13:11:03) のソース

【種別】
[[魔術>魔術(まじゅつ)]]儀式・計画

【元ネタ】
スコットランド・ゲール語のMo Athairが由来と思われる。
Mo Athairを日本語に直訳すると「私の父」となるが、
英語版のWikipediaの方ではこれを「死後の人」(英語ではposthumous one)と英訳しており、
本作でもこの訳し方が採用されている。
詳しい話は以下の記事のSome Personal Reminiscencesの項を参照されたい。
[[S.L. MacGregor Mathers>https://www.controverscial.com/S.%20L.%20MacGregor%20Mathers.htm]]

【初出】
新約22巻

【解説】
「自然分解」を標榜する[[コロンゾン]]は、
人類の文明がこれほど長く存続するのは不自然であり、滅亡させるべきと考えている。
そこで人類の中に相性が最悪のペア(例:[[アレイスター=クロウリー]]と[[メイザース>サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース]])を作り出して共倒れさせよう(それでも残った特殊な存在については個別に破壊する)と計画。
全体の呼び水として[[オナーズオブスコットランド]]による[[英国]]掌握
(人の手で作られた霊装にこだわるのも上記の基本コンセプトに合致)を目論む。
名前の由来は、メイザースが「自分は由緒あるグランストラエ伯爵の末裔である」という主張の根拠に使っていた、ゲール語で「死後の人」を意味する言葉から。

その最終目標は、世界に存在する全ての[[位相]]を破壊し、それによって世界を崩壊させて全てをリセットするというもの。
アレイスターの[[プラン]]では「純粋な科学の世界の位相」についてだけは破壊せず残す予定だったが、
コロンゾンの計画ではこの科学の位相をも破壊し、世界を支える底を抜き、全てを崩壊させる予定だった。

最終的にコロンゾンが敗北したことで計画は瓦解した。

【備考】
「世界は限界に達している」ということについては旧約21, 22巻で[[フィアンマ]]が既に言及している。
彼は限界に達した世界を修理して救うために[[プロジェクト=ベツレヘム]]を行ったが、コロンゾンの取ったアプローチはその正反対と言える。
ちなみにフィアンマは敗北後、自分が失敗したことで「坂道を転がり落ちるように」世界は滅びに向かっていくだろう、と独白している。

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