【名前】縁田九万雄(えにしだ くまお)
【性別】男
【所属】科学
【能力】天気予知(ウェザービジョン) レベル2
【能力説明】
『未来予知』の一種だが、予知出来るのは能力発動時から24時間以内・周囲10㎞圏内の天気に限られる。
読み取れる情報は指定した時刻の大雑把な天気(『晴れ』『雨』『曇り』等)だけで、温湿度・気圧・風速等は分からない。
現在まで予知が外れた事はなく、『樹形図の設計者』破損後は絶対でなくなった天気予報に代わり、友人間で重宝されている。
【概要】
唱和園高校1年生。同校の風紀委員に所属しているが、まだ駆け出しの半人前。
クラスメイトの
明瞭光とは友人であると同時に何かと張り合うライバルであり、彼同様推理オタク。
出所不明の自信を武器に不遜な態度を取るので、風紀委員と幼馴染の明瞭を含むごく少数の友人グループの他はあまり交友関係が広くない。
風紀委員という治安維持組織の一員という自負から、事ある毎に自信あり気に推理を披露しようとするが、
彼の推理には穴が多く論破されそうになると言葉を濁したり笑って誤魔化そうとするなど、その推理力は未だ稚拙な明瞭以上の迷探偵。
だが論理的な思考の構築が不得意なだけで観察眼は割と優れており、見落としがちな手掛かりにいち早く気が付いたりする事もしばしば。
推理をする際頭で考えている事をそのまま独り言として呟く癖があり、当人が気にも留めていない一言が稀に事件の真相への糸口となる事もある。
お調子者な性格で口が軽く、煽てられると風紀委員が掴んでいる情報を得意げに喋る事がある。その度に
支部長からきつく絞られている。
その支部長から明瞭が煙たがられている事は知っているが、彼はあくまで良きライバルとして、都市伝説の謎に挑む仲間として認めている。
風紀委員になってまだ日が浅いので、逮捕術などの格闘技術は未熟。同支部の切り込み隊長的な
爽近細に稽古をつけてもらっているが毎度ボコボコにされている。
しかし密かに爽近に憧れているため、満更でもなさそうである。ただ若干……いやかなり下心丸出しなので爽近には引かれ気味。
【特徴】
身長169cm、黒髪の天然パーマ。考え事をする際によく前髪を弄る。
風紀委員の活動中は祖父から譲り受けたというイタリア製のソフト帽を被っている。これを被ると集中力が増すらしい。
身嗜みは年相応に気を配っており、わざわざ他の学区にまで足を延ばしたりする等の努力の甲斐あってそれなりのセンス。
【台詞】
一人称は「僕」。目上の人間(「○○先輩」「○○先生」等)相手という例外を除けば大抵フルネームで呼ぶ。
「フッ……この僕、縁田九万雄の頭脳をもってすれば、都市伝説の真相究明など容易い事。明瞭光、風紀委員の名に懸けて、僕は君に勝つ!」
「ふふ、まあ確かに。僕と君とじゃ、頭脳(ココ)の出来が違うからね。その上僕に手掛かりの数でリードがあるのはフェアじゃあないだろう。感謝してくれよ、明瞭光」
「えーと、何と言いますか……此岸端先輩すみませんでした!いやあの彼は先輩が思っているような奴ではなくてですね……、いやハイ、スミマセン僕がうっかり内部情報を喋ったからです。深く反省しておりますのでどうか、どうか説教部屋だけはご勘弁を……ぎゃああああああああ」
「き、君……僕の聞き間違いでなければ、今僕の事をドMと言ったのか?失敬な!この痣は逮捕術の稽古で負った名誉の勲章だ。何一つ恥じるものではない!」
「風紀委員たる者、時には己の力を以て場を治める必要もあるだろう。爽近先輩は未熟な僕の行く末を案じて敢えて指導に熱を入れておられるのだ! そうに違いない!!」
【SS使用条件】
死ななければ