【名前】風海 一季
【性別】男
【所属】科学/暗部
【能力】『風船装甲(バルーンアーマー)』 Lv4
【能力説明】
大気操作系の能力。
大気を操作し、自分の周囲に柔軟な空気の装甲を作り上げる。
ゴムのように柔らかいその装甲は、衝撃を吸収する性質を持ち、
また、能力によって制御されている故に「割れる」事がない為、
物質を媒介とした多くの攻撃――殴打、銃撃、斬撃、水や風等――を防ぐ事が可能。
装甲を纏う部位は自由に選択が可能で、一方的に攻撃を当てる事も出来る。
また、任意で「穴」を開けることで、空気を噴出させ、本体の推進力にすることも出来る。
弱点は、瞬間的にピンポイントに衝撃を連続させられると装甲に「偏り」が生まれる事。
推進力を得る時の「穴」には装甲としての性質がない事等が上げられる。
この事から、大気操作系能力者かそれに類する流体操作に特化した能力者を相手取る場合、
装甲の「偏り」を逆算されて貫通させられる可能性、「穴」を見ぬかれる可能性が高くなる。
【概要】
白帝学園高校3年に在籍している、暗部所属の能力者。
学園都市上層部にとって不都合な存在を消す為に存在する暗殺者であるが、
彼自身が持つ機密ランク、並びに与えられる任務の重要度はあまり高くなく、
白帝学園内部と、その周辺において「裏」に首を突っ込んだ人間の始末、
または白帝学園において重要度の高い人間の護衛(実質的には狙ってくる相手の殺害)等の仕事を与えられている。
元々彼には「相棒」がおり、その「相棒」と共に暗部で様々な任務について活発に行動していた。
その戦術は、彼が前線を張り、「相棒」は後方支援を主に行うという物だったが、
彼のミスにより、その時相手にしていた能力者の手によって「相棒」が死亡。
辛くも彼自身は生き延びるものの、それ以降は現在の様な立ち位置に収まっている。
その戦闘スタイルは、足技を主体としたナイフ格闘術。
ナイフで牽制し、足技で相手の体勢を崩した所をナイフで仕留めるのが基本形。
能力を使い、一気に間合いを詰めたり、相手の攻撃を防いで隙を作る等も当然行う。
現在は暗部から不定期に与えられる任務をこなしながら、
同時に薬物や脳に刺激を与える事による過去の振り返りによって、
「相棒」と過ごしていた頃を何度も振り返って日々を過ごしている。
彼にとっては、そうやって得られる「夢」こそが現実を生きる糧になっているようだ。
多くのことに無関心になっている彼であるが、その「過去」に触れようとする人間は看過出来ず、
また、自らが持つ「過去」を失わないためにも「死」だけは絶対に逃れようとしている。
白帝学園においては誰とも交友関係を持たず、必要最低限の事務的な関わりしか無い。
多くの人間は彼の顔と名前を一致させることすら出来ないはずである。
【特徴】
白髪黒目。視線を隠すように前髪を長く伸ばしている。
袖の長い服を好み、常に何本かのナイフを隠し持っているようだ。
【台詞】
「下らないと思うかい? いくら暗部に居たからって、何もかもを悟ったような顔で、人生は・・・なんて。
高校生風情が、ってね。・・・でもさ。仕方ないんだよ。他に何も無かったんだから」
「たまに僕のことを自殺志願者みたいに思う奴がいるけど、それは違う。
確かに『今』に何の興味もない・・・けれど、僕が死んだから『過去』は全部消えるんだ。
だから死ぬわけには行かないんだよ」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2014年04月12日 20:44