【名前】キャンサー/本名 ストングラス・フォイルドイル
【性別】男
【所属】魔術
【能力】霊装・天羽々矢(あめのはばや)
天若日子が神の使いである雉を射抜き、その高天原まで飛んでいくも自分に邪心があった為に下界に落とされ天若日子の胸に刺さり彼を殺したと言われる矢を模した矢。
この矢を放つ事で欲望、煩悩、強い願いを持つ相手の心臓を追尾し打ち抜き、またその欲の強さにより矢の威力が強くなるという効果まで付加されているが、“欲を持つ者”全てが対象なので勿論自分にも返ってくる恐れがあるという諸刃の刃。
もっとも、普通に相手に向かって使うだけで“その敵を殺したい”という欲望を持つことになるので自分の意思で矢を放つ限りはその矢は自分にも返ってくるのだが。
何かしら決意や個人的な願いを持つ者の多い魔術師には絶大な効果を発揮するがとにかく使い勝手が悪く、下手をすれば犬死にする恐れもある霊装。
【概要】
魔術結社イルミナティのとある幹部の行方を追っている元資産家。
『魔女の夜会』に所属しているが、それはあくまでも目標の人物を見つけ出す為には自分が魔術に関わっていた方が効率がいいと判断したためであり、
用が済めばすぐに組織から抜ける予定。

魔法名は「Vindico143(刺違える終わりの矢)」
宿敵を刺し違えてでも必ず自らの手で打ち滅ぼすという強い決意が込められている。
自分の目の前で訳も分からず妻を惨殺され、
抵抗できぬようにとその手下と思われるものに呪い(闇咲逢魔の大切な人が掛かっていたような呪い)を掛けられてしまう。
その後妻を殺した男を探し出す為に持っていた有りっ丈の資産を食い潰し、結果家は没落。
今現在はもう金は殆ど残っておらず、そうまでして漸く掴んだのは彼が“イルミナティ”という組織に所属しているという情報と、魔術についての知識のみ。
金も地位も、人間らしい心も、自分の持っていた全てを復讐に費やし、
もはや彼という人間は“愛する者を殺した男への復讐”という要素を取り除いたらもはや何も残らない。
勿論そんな事に彼は全く気づいてはおらず、呪いで下半身が動かない身体に鞭打ち、目的の男を探し回る為に車椅子の車輪を回す。

魔術についての知識はそれなりに手に入れ、人払いや呪いの進行を抑える程度の魔術は取り扱えるが、肉体的には一般人にすら大きく劣り、彼の霊装の特性上
彼が戦う=自分も死ぬ
なので、総合的な強さでは一般人よりも弱い。
当然の事ながら実力差は圧倒的なもので、もし戦闘するならば勝負にもならない。
万が一矢を放てる事が出来れば或いは分からないが、そもそも矢を放つ時間すら与えられないまま殺されるであろう。
【特徴】
安物の長袖のシャツに細身のデニム、底がすり減った汚れの目立つ運動靴。
錆の目立つ安物の車椅子は、足置きの部分が片方無くなっている。
頬はこけ、生気のない虚ろな目にハリのない青白い肌。呪いの影響で肺の活動が制限されているのか呼吸するのも一苦労な様子。
資産家だったとは思えない程みすぼらしく貧相な姿で、見るに堪えない程。
逆に立っているのが不思議な位弱弱しい。
食事は流動食しか摂取できず、まともな栄養も取れないので身体の衰弱は加速する一方。
【台詞】
「うぅ、がはっ!!ゴボッ!!ゲェエエ、っはぁ、はぁ、っはぁ………畜生ッ!!」
「血が欲しいってだけ、たったそれだけの理由で…俺の愛する者を、俺の目の前で切り殺しやがった。何もしてねぇのにだ!一方的にだ!!」
「Vindico143、テメェの欲に溺れて死にやがれ。糞野郎がああああああああああ!!!!!!」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2012年06月15日 21:42