【名前】袖付記鈍(そでふき なまくら)
【性別】男
【所属】魔術
【能力】霊装・魔弾タスラム
【能力説明】
ケルト神話の太陽神ルーが持っていた、太陽を象徴すると言われたルーの魔力が込められた投擲武器。
太陽神ルーはこの武器を放って、視線で相手を打ち抜くと言われるバロールの魔眼を打ち抜いたとされる。
元々はスリング(皮や布で出来た、遠心力で石を投げる原始的な投石器)の弾だったらしいが彼は独力で改良を施し、銃に装填出来る形状になっている。
この霊装は手元から放たれると、音速を優に超える速度で狙った相手の眼球目掛けて追尾し、打ち抜いた部分を何千度もの炎で内側から焼き尽くす。
要するに放てば必ずヘッドショットし、消し炭にするという代物。
しかしこれでも「稲妻の武器」と形容された本来の物より格段も劣るらしい。
基本的に対生物用の霊装だが“目”を持つ物なら非生物にも効果を発揮する。
(例:銅像、目の描かれた絵、ゴーレム等の生物の姿を模した非生物)
ただし、相手を認識していない状態で放っても意味がなく、その場合は普通の銃弾と何ら変わりない。
逆にそこにいると認識さえしていれば、例え壁の向こう側にいて視認できなかったとしても効力がある。
【概要】
『魔女の夜会(ヴァルプルギス)』に属している
日系魔術師。
基本的に同じ組織の人間と組んで活動を行う。
その個性的な風貌や、魔術師なのに銃器を利用する事などから殆どの魔術師から変わり者扱いされている。彼はその事について知ってはいるが、特に気にしていないし他の魔術師とも積極的に接触を取ろうとする。
しかし変わり者として同じ匂いがするのか同族嫌悪なのかヨクラートルにはあまり近づこうとしない。
彼は良く他の人間から、どうして魔術師らしからぬ格好をし、魔術師らしからぬ近代兵器を用いているのかと尋ねられるらしいが、いつも曖昧な返答ではぐらかしている。
昔は今の彼とは真逆な、文明の利器を使用せず、個人を何よりも重んじる典型的な魔術師だったらしいが、その魔術師特有の自分本位の行動のせいで他人どころか自身すら破滅に追い遣った過去があるのだとか。
それからは魔術師としては珍しく、味方の目的と自分の目的を同列視する考え方を持つようになった。
魔法名は『Vitium002(道に逸れども道を外さず)』
自分がどんな変わり者で型破りになろうとも、自分の本来の目的を遂行するという本質は決して揺るがない。どれだけ黒に染まろうとも“限りなく黒に近い白”であろうという信念が込められている。
【特徴】
染めた金髪が伸びたのか、根元の方が地毛の黒髪の
レンズが顔の三分の一ぐらいの大きさはある淵の丸い、チェーンが付いたメガネを付けている。
口角が吊り上り、イメージとしては“カマキリ”のような不良中年。
鱗柄の白色のスーツ、金色のチェーンネックレスやチェーンブレスレット、純金の時計、金色のメッキ加工のされたカバンに純金の差し歯と、趣味がかなり悪い。パッと見ヤクザかガラの悪い成金にしか見えない。
懐に二丁拳銃を忍ばせており、戦闘の時は主にこの銃に霊装を装填して戦う。
しかし場合によっては金色のカバンの中にある機関銃等の他の武器も使う、勿論それらにも霊装が装填されている。
性格は下品で直情的、切れると見境なくなるが味方には優しく気さくで、冷静な時は人並み以上に頭もまわる。
【台詞】
「あん、魔術師っぽくねぇだぁ?そりゃぁそうだろ、俺ぁ言ってみれば魔術の“極道”なんだよ。“道の極を行く男”さ。ぎりぎりセーフってヤツよ」
「確かに俺ぁ魔術師としてスレスレだがよ、“外道”ってヤツに成り下がった覚えはねぇよ」
「Vitium002 テメェの知らない魔術ってヤツを見せてやるよ」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2012年06月15日 21:45