【名前】アンジュノ・キテラ
【性別】女
【所属】魔術
【能力】
贖罪の山羊(スケープゴート)
とある魔女が身代わりとして自分の召使いを火刑に向かわせ民衆の目を欺き、難なく逃亡に成功したというエピソードが元となった、
自分に向けられたあらゆる感情や事象を全て他人になすり付ける魔術。
彼女に向けられた魔術を見知らぬ他人に、彼女に向けられた憤怒の感情を敵に向けさせる事で自分は傷一つ付くことなく敵を無力化させる事が可能。
ただしこの魔術は自分と敵一人の他に誰かが居る事で初めて効果が発揮される為、人気の無い場所での戦闘では不利になってしまう。

対価の刻印
呪いに分類される魔術の一種。顔中体中に魔法陣が刻まれている。
これにより刻印を掛けられた者が元々持つ一切の才能や実力を奪ってしまう。
例えば農耕をすれば彼が手を加えた部分だけは一切の収穫が無くなり、
楽器を弾けばどう上手く弾いても他者を不快にさせる音しか出せなくなり、
鍛冶をすれば例え正確な方法、手順で作ったとしても全てナマクラになってしまう。
その代償として彼を傷つける者にはその傷つけた分の7倍の罰がそのまま返ってくる。
彼を殴ればその七倍の衝撃がそのまま相手に返ってくるし、彼を殺せば殺した者のみならず、殺した者の知り合いを含めた七人がそのまま命を落とす。
この七倍の罰は外的干渉による罰の軽減化は一切不可能、正に触らぬ神に祟りなしといった呪いである。
因みに魔術は
「才能の無い人間がそれでも才能ある人間と対等になる為の技術」
であるので行使可能。

その他主に敵に印を刻む魔術を得意としている。
【概要】
魔術結社「魔女の夜会(ヴァルプルギス)」に所属する、アイルランドの魔女を先祖に持つ魔術師。生来から自覚の有無に関わらず異性を魅了してしまう魔法陣を掛けられたまま生まれ、今まで数多くの男性を引き寄せ、人生を狂わせてきた。
ちなみに、彼女に掛けられた魔法陣は多くの偶然が幾重にも重なりあって魔術が行使される環境が生み出されてできた産物。
しかし彼女の家系はそういった“偶然の状況が生み出した魔術”が引き起こされやすく、彼女の先祖でもある魔女も彼女と同じく他者を魅了する魔法陣を持って生まれた。
似たような例で言えば、上条刀夜が“御使堕し”を偶然発動させてしまったように、そこに誰かの思惑があったわけでも無い。

その為物心ついた頃から多くの人間から恨まれ、疎まれ、嫉妬されるのみならず、意中の男性を奪われた同性や人生を狂わされた異性達による暴力や嫌がらせに常に苛まれ続けていた。
勿論そんな幼年の頃から相手を誑かそうなどと言う感情もある筈も無く、自分は何もしていないのにも関わらず“悪女”と罵られ、常に周りの理不尽な恨みに苦悩し続けてきた。
彼女の魔術“贖罪の山羊”もそういった理不尽な困難から身を守る為に、自分の先祖の話を基にして編み出したもの。

また自分に掛けられた魔法陣の効果を打ち消す魔法陣を開発する為に魔術を学んできたが、上記の状況に加えて唯一信頼できた男性を嫉妬した男に殺された出来事をきっかけに、
その目的も“他の人間も同じ目に合えばいい、呪われれば苦しみを理解するだろう”というものに歪んでいき、
開発される魔術もそういった方向性の物になっていった。
そういった考え方になってからは寧ろ呪いを活用して男を欺き、自分が思うがままに利用する正真正銘の悪女に変貌する。
現在は紆余曲折を経て現在の魔術結社に籍を置きつつ、彼女が呪いを掛けた男の一人に魔術を指南しつつ、自らの目的を成就する為にその男や新たに呪いで引き寄せた男達を利用して着々と計画を進めている。

性格は狡猾で自分勝手。人間の本性は醜いものと決めつけて疑わず、誰に対しても本当に心を開く事はない。その為どんな非道な手で他人を陥れようと自分の良心は痛まない。
誰かが良い思いをする事を心から嫌い、他人の人生が狂う事に快楽を見出す人格破綻者。
“新魔術の実験”と称して目に留まった適当な他人に魔術を行使し、その人生が徐々に破綻していく様を見て楽しむ。
【特徴】
雰囲気は色っぽいお姉さんといった感じだが、年齢は不詳。恐らく見た目ほど若くないと見受けられる。
普段は露出の多い服を好むが、魔術師として活動する時は大概ローブを羽織り、自分の顔が良く見えないような恰好になる。
【台詞】
「人間の本性なんて、案外そこらの動物と変わらなかったりするものなのよ、分かったらとっとと視界から消え失せなさい。目障りなのよ貴方」
「モテる魔術、なんて簡単に言ってくれるじゃない!!」
「残念だけどこの魔法陣は消せないの…ねぇ?今後の人生何もかも失敗するって確約された気分はどう?」
【SS使用条件】
とくになし

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年06月26日 02:41