【名前】ハーティ=ブレッティンガム
【性別】女
【所属】魔術/
必要悪の教会
【能力】「魔女狩り」、その中でも「拷問・尋問」に特化した魔術を扱う。
【能力説明】
かの有名な拷問器具「鉄の処女(アイアン・メイデン)」、「鋼鉄の乙女(アガペ)」、「祈りの椅子(インタロゲーション・チェアー)」等のオリジナルをモチーフとした霊装。
霊装の形状は「鎖鞭」「長針」「鉄槌」など。
それぞれモチーフとなった拷問具から魔術的記号を抽出・付加されているため、偶像の理論が作用し、元の拷問具と似たような性質を持っている。
本人曰く「持ち運びできない大掛かりな拷問器具を携帯可能にしたもの」。
魔女裁判のための対人拷問用魔術がかけられており、「殺さず生かさず」をコンセプトにした拷問具仕様となっている。
そのため、鉄槌一振りで壁にクレーターを作ることができるが、一方で殺傷能力は低めに設定されており、二、三発の攻撃を与えた程度では致命傷になることはない。
また、魔女を追求・糾弾・排除するという魔女狩りの目的から転じて、学園都市のヒューズ=カザキリ及び不完全状態の虚数学区と同様に「魔力の循環を阻害」する効果を持ち、霊装による物理的攻撃を受けたものはこの効果によって内部からもダメージを与えられる。
さらに、攻撃を受けた魔術師が行使している魔術は、循環していた魔力が一瞬途絶えることによって無効化されたり、場合によっては暴走するといった効果もある。
【概要】
必要悪の教会に所属する魔術師。魔法名は「Recipio022(我が身に全てを打ち明けよ)」。
異端審問に特化したイギリス清教において、その中でも特に「拷問・尋問」に特化している。言わば「その道」のプロ中のプロ。
元々の本職は拷問官で、かつては処刑塔で異端者を拷問にかけていたらしいが、「最大主教(アークビショップ)」の意向によって前線に出動する羽目になった。
本職の特性ゆえか、精神的・肉体的苦痛を与えることに全くと言っていいほど躊躇いが無く、目的を達するためならば誰が相手であろうとも冷酷に手を下していく。
かなりのグロ耐性を持っており、どんなに血なまぐさい話でも真顔でけろりと言ってのける。
長いこと処刑塔に籠っていたせいで大分感覚がマヒしているらしく、ちょっとやそっとのスプラッター映画はご飯食べながらでも大丈夫とか、もはやそういういうレベルの問題。
仕事柄故か無愛想で仏頂面がデフォで、常に近寄りがたいオーラを放っている。
その上ハーティ自身が人付き合いを苦手としていることもあって私的な交流関係は狭いが、前線に立つようになってから徐々に知り合いが増えつつある様子。
また、八割裸のボンテ―ジ姿で平然と街中を闊歩しているため露出狂呼ばわりされているものの、恥ずかしがるポイントが人より少しズレているだけで、ちゃんと羞恥心はあるらしい。
一見常識があるように見えて、大概の魔術師の例に漏れず変人である。
ちなみに処刑人の兄がいるのだが、兄妹仲は最悪で、たまに顔を合わせれば殺しあいになるほど仲が悪い。過去に色々あったらしい。
【特徴】
十四歳くらいのイギリス人少女。
白い肌にセミロングの金髪、ただし双眸だけは東洋人を思わせる黒色をしている。
布面積極小の黒革製ボンテージに軍払い下げ品のようなゴツイ編み上げブーツを履き、大きな南京錠が掛った太い首輪を装着。
両手は鉄の枷で戒められていて、右手の枷と左手の枷に渡って鉄の鎖が繋がれている。
これを「仕事着」としており、一年通してどこへ行くにも常にこの格好。
拷問官らしいっちゃらしいが、極めて目のやり場に困るというか、率直に言うとエロい。歩く児童ポルノ。
この格好自体に魔術的効果があるため、上条さんが右手で触れればインデックスの『歩く教会』の二の舞となる。
【台詞】基本的にはタメ+丁寧語で、比較的上品な言葉遣い。人称は「私」「貴方」「彼、彼女、あいつ」など。
「イギリス清教が特化しているのは異端審問、特に魔女狩りはその筆頭よ。鉄の処女や拷問椅子などはあまりにも有名でしょう?」
「そう簡単に死ねると思わないで。拷問の極意は『生かさず殺さず』、自供するまで悶え苦しませて差し上げますから」
「ええ、まずはそこの木馬(ボック)の上に座っていただこうかしら。お話はその後にじっくりと聞かせてもらいましょう。時間はいくらでもあるのだしね」
【SS使用条件】
ご自由に