【名前】我門構圓子(がもんがまえ そのこ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】不定形体(アメーバエグジステンス)
【能力説明】レベル不詳
見る人によってその見た目や印象等が変化するという能力。
ただしこれはあくまで誰かが噂話から推測して、そうなのではないかと仮定した能力であり、実際にこんな能力なのかは誰も知らない。
【概要】
数年前花盛学園に在籍していた事になっている、現在消息不明とされる少女。
成績優秀で誰からも恨まれることのなかったらしい彼女の突然の行方不明。その事件の不自然さ、謎の多さ故に彼女の失踪は学園都市の都市伝説の一つ『我門構園子の失踪秘話』として今現在も語り継がれている。
しかしその内容も『彼女は学園都市の裏を知って消された説』『科学の超能力とは違う別の異能に惹かれ、学園都市から抜け出した説』、『学園都市と敵対する組織に消された説』等と言った信憑性の欠片も無いようなものばかりで、
彼女の失踪の真実を知る者は誰もいない。
そもそも彼女の存在を鮮明に覚えている人間がいないという話もあり、どこか噂が独り歩きしているところがある。

実は我門構園子という人間はそもそも存在せず、前述の都市伝説や当時の花盛学園の女学生がその存在を微かに知っていたのはとある研究グループの実験により作り出された嘘の情報。
その実験の内容は簡単に言えば『噂話に限りなく信憑性を持たせ、その噂がどのように、そしてどの程度の範囲で広がるか』という至って平凡なモノ。
しかし研究グループは研究が終わった後も気付かなかったのだが、
実はこれはグレムリンが生み出そうとしている『全体論の超能力』に通ずるものがあり、
事実研究グループはもう解体されその異変には気付く者はいないが、
『花盛学園全体での真実味のある噂話』というマクロな世界の歪みから、
『我門構なる人物が実際に花盛学園に存在していると見られる形跡が彼方此方で発見される』というミクロの超常現象が生じてしまっている。

かなり大雑把な例えでこの現象を説明するならば『ネッシーが居るってみんな信じてたら実際に出て来ちゃったよ♪』



彼女は花盛学園にいる全ての人間が描いている認識が生み出した虚像でもある為、彼女に対する人間の認識が変化すれば彼女の姿や実力もそれに合わせるようにして変化する。
つまり、もし花盛学園に居る人間が抱く彼女のイメージが、誰もが畏怖するような絶対的な実力を持つ化け物と認識された時点で
彼女はそのイメージ通り絶対的な実力を持つ化け物へと姿を変える。
因みにそうなった時でも、その人その人で抱く“絶対的な存在”は違う為、彼女の見た目は人により違いがみられるが、
何故か多くの人間は“天使”をはじめとする神秘的な、人間の干渉など到底不可能な存在を彼女に重ねてしまう。
【特徴】
ある目撃者は“おっとりした印象の、背の低いメガネっ子”と言い、
またある人は“モデルのような長身に金髪碧眼の美人さん”という。
更にはある人は“ナイスバディの爆乳お姉さん”などという、人によって見た目の印象は違う。
これは彼女の存在をはっきりと見たことも無い人間が勝手に彼女の印象を想像していたからこそ見えた虚像であり、そもそも本来の姿などない。
ちなみに何故かその姿は想像した人には持っていない面、或いはその人が手に入れたい要素を持った人物として顕現する事が多い。
例えば胸のない人が彼女を見ると、彼女は巨乳に見えるのである。
性格もまた人それぞれ別に感じられるが、共通しているのは自分が厳密には人間ではないと認識している事、そして余り表には出さないが、自分の存在に意味を見いだせず苦悩しているという事。
【台詞】
「あらら、わたしが見えちゃったかー。おめでとう君はとっても運がいいかもしれないぜ?」
「全く、研究グループの連中も後始末ってのをシッカリして欲しいもんです。私という存在をこんなせまっ苦しい所で生み出しておいてそのままポイとは。天涯孤独で如何したら良いんだってのですよ」
「とりあえず私はこの花盛学園からは出れないんだなー、私は自分の噂の行き届いていない場所では存在が不安定になるし、花盛学園から出ようもんなら私って幻想自体がぶち殺されちゃうからね」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2013年03月08日 04:26