【名称】ヤール・エスペラン
【サイド】魔術
【能力】
  • 「感染魔術」
本来ならば一つの魔術を指し示すものでは無く、ある理論全てを指し示す物。
簡単に言えば、「人間から分かたれた物、人間が触れた物は、離れても影響を及ぼしあう」というものある。
愛用の品が無くなると調子が悪くなるような軽いジンクスから、呪いに相手の髪の毛を使うような本格的な物まで、指し示す幅は非常に広い。
人と物との繋がりを中心にすえた理論であり、魔術理論としては基本中の基本である。
【設定】
ヤールは自分の血液を染み込ませた紙片を用い、二重の「感染」を行う。
つまり、自らと紙片を血によって結び、紙片と対象を接触によって結び付ける事で、
自分と対象の間に繋がりを作ってしまうのである。
この繋がりを通して相手の居場所、動向、会話等を把握してしまえる他、
繋がりを深くする事で、動作を支配してしまう事も可能になる。

もちろん、お互いに繋がっていると言う事は、相手から干渉される恐れもあると言う事。
そのため、ヤールは紙片に水を生み出すルーンを仕込み、何時でも血を洗い流せるようにしてある。
【特徴】赤いスーツに、黒いワイシャツを着用。安っぽい小さな財布を胸ポケットに入れている。
【概要】イギリス清教、必要悪の教会所属。
諜報員のような役割を持ち、基本的には裏方の人間である。
幼い頃、幼なじみと一緒に遊びに出かけ、幼なじみだけが行方不明になるという事件に巻き込まれる。
僅か一分程度、ジュースを買うために別れた瞬間の出来事であった。
以来、人を探す魔術、人の居場所を確かめる魔術に傾倒しはじめ、感染魔術を会得する。
(ちなみに幼なじみを誘拐したのはある過激派の魔術結社であり、幼なじみは当時既に生け贄とされていた。
 必要悪の教会に入り、地道な捜査の上、全てを知った、ヤールと仲間達の手によって壊滅している)

扱う魔術の性質からか、使い捨ての物を良く使う。余り繋がりを作り過ぎると、危険だから、と思っているらしい。
しかし、紙片を納める財布だけは別。幼なじみからの、プレゼントである。

おおらかで、ある程度無茶な頼み事も快く引き受ける好青年。敵であっても無駄に命を奪ったりはしない。
ただ、他人、特に子供の犠牲を顧みない存在には、容赦はしない。
【台詞】
「紙にあるは血。血があるは体。故に紙は僕の体となり、紙が触れるは僕が触れる事となる。ここに繋がりは成立せり」
「ああ、良いんですよ。思う存分命乞いをしてください。貴方が、それをどのぐらい踏みにじったか、思い出しながら」

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最終更新:2012年03月16日 03:45