【名前】サラ=エテラヴオリ
【性別】女性
【所属】魔術
【能力】冥奥の槍(ゲイボルグ)
【説明】
ケルト神話に登場する魔槍のレプリカ。
形状としては、漆黒の穂先を持つ二メートルほどの槍。
穂先からは影のような物が発生する。この影は伸ばしたり広げたり変幻自在で、最大で三〇まで分裂する。
強度も自由に変えられる。例えば槍のように尖らせて伸ばすことで城壁も意に介さない強力な刺突を放つことも、
鞭のような柔軟性と反発力を備えた棒に変えることで致命傷にならない範囲で相手に苦痛を与えることも可能。
影そのものを用いて三次元的な魔法陣を描き、「影のように黒い水流」や「影のように黒い火炎」なども放つ。
【概要】
必要悪の教会に所属している女性魔術師。
教会での役割は新人魔術師の育成だが、最近は精鋭メンバーの更なる強化も担当している。
組織内の魔術師からは、地獄の特訓メニューを組む鬼教官として畏怖されており、誰も彼女に逆らおうとしない。
非常に攻撃的な性格で、「教官」としての自分の言葉に従わない者には、実力と立場の差を思い知らせて無理やり従わせる。
外敵に対しては加減も容赦も一切せず、圧倒的な戦力差を以て、刃向かう意気を完全に殺ぎ落とす主義。
苛烈な性格・思考の持ち主であるため、美人でありながら女性として見られること少ないが、サラは全く気にしていない。
皆に恐れられている特訓メニューの一つに「凶暴な魔術生命体が多く放牧された迷いの森で一週間サバイバルをする」というものがある。
飴と鞭の使い分けに関しては絶妙で、曰く「気概を起こせる飴を用意でき、気概を殺がない程度に鞭を打ててこそ指導者足り得る」。
他者を鍛えるという点に於いては並外れた才能を持ち、彼女の下で修練を受けた者は必ずと言っても良いほど大成する。
教会での教練と私的な教練を区別しており、後者、サラの正式な弟子となる為には、
- 広大な砂漠、雪原、荒野を駆け抜ける
- 激しい雷雨に見舞われている大海原を対岸まで泳ぎ切る
- 様々な殺人トラップが仕掛られた魔塔を五十層まで登り切る
- 七つの城門と、それを守護する魔術生命体を討ち倒す
これら四つの試練を全て突破して彼女の自宅に辿り着く必要がある。
尋常な魔術師であれば絶対にクリア出来ない「無理難題(ヘルトライアル)」。
しかし、この無理難題を突破した猛者は僅かながらも確かに存在する。
【特徴】
37歳。178cm。66kg。
黒い長髪を後ろで束ねている。左目の下に泣き黒子がある。官能的な厚ぼったい唇。
女性にしては逞しくがっしりとした肉体。ファッションは黒のライダースジャケットとライダースパンツ。
【台詞】
「私がやれと言ったらやれ。これは教官命令だ」
「鞭の一振りで音をあげるとは、情けない。どうやらお前には、もっと厳しい修練が必要のようだ」
「こいつらは新人用の魔術生命体だ。精鋭用の魔術生命体の強さはこれとは比べ物にならないから安心しろ」
「どうした、もう諦めるのか? 別に諦めても構わないが……ああ、しかし残念だな。
最期までやり遂げれば、その褒美としてステーキを馳走してやろうと思っていたんだが」
【SS使用条件】自由
最終更新:2012年08月02日 20:35