【名前】エリュトロン・カラマンリス
【性別】男
【所属】魔術/
必要悪の教会
【能力】「霧の兜」「アリアドネーの糸」
【能力説明】
「霧の兜」
ギリシャ神話の冥界の王ハーデスがキュクロプスから贈られたと言われる犬革の軽兜(帽子とも言われる)の伝承を基盤にした霊装。
見た目はそのまんま、犬側でできた帽子のような形の軽兜である。
能力としては単純であり、これを発動している間は使用者は霧に包まれ存在感が希薄になる。つまり気付かれなくなる、という霊装。
と言っても気付かれなくなるというのはあくまで気配や存在感という話であり、例えば高強度の電撃使いのように電磁波などで索敵されると
見つかる可能性が高い。またカメラやレーダーなどには反応するため、機械的な索敵には弱い。ただし、機械的な索敵といってもそれを確認するのが
人間である場合、写っている映像を見ても気付かれない可能性が高い。
また、元々クラッカーである彼は研究を重ね、この霊装の効力をインターネット上でも再現することに成功している。
これを用いれば気づかれずにクラッキングすることも可能である。この場合索敵者は機械であるため、逆に機械的な索敵に反応されないように
無害な接続だと認識させている。これはネットワークをよく知っているような人間に対してはすぐに気づかれるという欠点も孕んでいる。
「アリアドネーの糸」
ギリシャ神話の「迷宮」にまつわるテセウスとアリアドネーに伝わる糸の伝承に基づいた、屋内脱出用霊装である。
これも見た目は単なる糸玉。普段はこれを端っこから切って使っていく。なくなったら新しい糸玉を買って霊装にする。
糸を侵入する領域の入り口に巻きつける、というシンプルな霊装であり、一回づつしか使用できない。
これもまた極めてシンプルな霊装で、発動すると使用者はその地点に瞬間転移して戻る、といったものである。能力的には「空間移動」同様
11次元座標を辿って転移する。ちなみに伝承とは異なり、糸玉をもってずっと歩くといったことは不必要である。
制限としては、まず侵入先が屋内(洞窟なども含む)であること、発動地点はその屋内であること、屋内と屋外の境界近辺にしか糸を巻けないということがある。
これもまたインターネット上で使用できるように改良されている。使い方は、コンピュータ端末に「糸」を設定し、相手に気づかれた際に発動することで
痕跡を残さずに接続を切る、というものである。
【概要】
ギリシャ人の少年であり、必要悪の教会の諜報工作員魔術師。16歳。魔法名は「technicae001(技術は叡智なり)」
元々は極めて腕の良いクラッカーだったのだが、ある日学園都市にクラッキング使用と思ったらそもそもの端末の性能差のせいでろくに干渉できなかった
ことにまるで自分の力が劣っているように感じ、どうにか対抗策を見つけようとしたところ、魔術に出会った。
彼が必要悪の教会に入ったのは偏に「学園都市の情報を必要としている」組織であり、かつ多種多様な流派・宗派の魔術師を擁立しているから。
ちなみに学園都市には表面的・表面からかなり下くらいまでの情報は取得できるものの、よっぽど深い情報は「守護神」に阻まれてうまくいかないらしい。
彼の私室には魔改造コンピュータ端末が堂々と設置されており、とても魔術師の部屋とは思えない様相である。
またクラック以外にも普通の潜入工作にも向いているため、そういった任務を任されることもある。
目下学園都市のコンピュータ端末を入手することを目的としている。
余談だが機械系にも強く、必要悪の教会の壊れた機械を修理することもある。
直接的な戦闘力は皆無に等しく、精々護身用の小口径拳銃を使える程度。命中率はチンピラ以上警察未満。
【特徴】
赤銅色の髪で彫りが深く、結構なイケメン。髪型は前髪をはねさせたストレートで肩くらいまで伸ばしている。
身長は176cmで、均整のとれた体である。服にさしたるこだわりがなく普段から白いTシャツに青いジーンズを着続けている。
暑い時はTシャツを半袖に、寒いときは茶色のコートを着ることで季節に対応している。
【台詞】
一人称「俺」。二人称は「お前」。普段はその場その場に合わせた言語を使うが、思わず出た罵倒などはギリシャ語になる。
口調は粗野だがチンピラという程でもない。
「やれやれ、どうしてこう魔術師って喧嘩っ早いのかね…。」
「今度こそ学園都市の偽造ID発行を成功させてやる…っ。」
「σκατά(クソッ)!守護神の奴目敏すぎるだろう…!」
「「アリアドネーの糸」を巻いて、「霧の兜」かぶってと。さぁて、忍び込むとしようかね。」
【SS使用条件】
死ななければよし