【名前】清麗院 楽人(せいれいいん らくと)
【性別】男
【所属】科学
【能力】独占愉楽(プレジャーズモノポリー):レベル0
【能力説明】
精神的快楽を得ることに特化した精神操作系能力だが、
測定が難しく、強度判定も困難なためレベル0として扱われている。
自己暗示や自己洗脳とは異なる方向性を持った能力であり、
困ったことに自身を堕落させるための能力でしかない。
始めから終わりまでを自分の中だけで完結させてしまう、
非生産的で独善的で閉鎖的な能力であり、他者への影響力も皆無といっていい。
他の手段で得られる幸福感とはまるで次元が違う幸福感を、いつでも、どこでも、好きなだけ、飽きることなく味わえるため、
贅を尽くしきった退屈な道楽者にとっては垂涎の能力といえるのかも知れない。
【概要】
放蕩三昧の高校3年生。
旧財閥に連なる名家の出であるが、彼は次男であり兄には既に実子が居るため当主継承順位は低い。
次期当主として特別に育てられていく兄を嫉み続ける幼少期を過ごしたため、性格がすっかり捻じ曲がってしまった。
しかし、今となっては、当主になるよりも遥かに幸せな人生を手に入れたと大変満足しており、
新当主としての重責に苦しむ日々を送る兄とその子供たちをむしろ哀れんでさえいる。
莫大な額の仕送りを受け取っており、それを数日で使い切ることも珍しくはない浪費家。
女遊びをはじめ、スキルアウトに懸賞金をかけ抗争をけしかけて潰し合わせるなど、
高校生らしからぬ、ふしだら極まりない学生生活をおくっている。
しかしながら、そういった余興で得られる快感は彼いわく「俺の能力で味わえる快楽の一厘にも満たない」らしい。
【特徴】
痩せ狼のように長身痩躯。
赤茶色のスッキリ系ショートカットで、揉み上げが首筋近くまで伸びている。
ミラーグラスを常に着用しており、学園都市内で彼の素顔を知るものは少ない。
いかにも羽振りの良さを伺わせるブランドものの衣服を纏っている。
性格はニヒルでドライだがジョークを好み絵画を嗜むものの、
幽鬼のような不気味さを漂わせているため他人には本能的に避けられるタイプ。
他人を遠まわしに見下したり哀れむような発言が多く、他人に興味を持つことも稀。
既に一生分どころか数え切れないほどの愉楽を味わったためか、
自らの命を惜しむことは無く、死に対する恐怖も欠落しており半ば死者のよう。
自分自身が取るに足らない小物であることを自覚しており、生きる意味そのものを見失いかけている。
怠惰に溺れてしまった彼だが、演算能力やイメージ力は飛び抜けて高く、
愚かしい能力で堕落していなければエリートとして輝かしい道を歩んでいたはずの俊英。
【台詞】
「キミたちは実にアンラッキーだ。つまらなくて、くだらなくて、むくわれないこの世界で生きなきゃいけないんだから」
「俺の愉楽は俺のためだけに存在し、俺だけを楽しませてくれる。これほどハッピーな能力、他にあるかい? くくくっ」
「キミは俺を楽しませるに足る存在らしいな。お互い生きていたらまた会おうぜ、グッドラックだね」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2012年08月23日 17:05