【名前】ジャン・ド・ノートルダム
【性別】男
【所属】魔術
【能力】
魔道書原典・ノートルダムの大予言
ルネサンス期フランスの医師でもあり、占星術を得意とする高名な魔術師でもあったミシェル・ド・ノートルダムが書き記した魔道書。
この魔道書は複雑な暗号で記されており、決められたページに決められた魔術を行使する事で初めて解読が可能。
暗号を解読する事で初めて本当の予言の内容を知ることが出来るが、普通に読んでもある程度の精度を誇っている。
ちなみに1999年7月の恐怖の大王の騒動は後世の者達がこの魔道書に魔術的処置を施さないままそのダミーの内容を読み取り、勝手な解釈をしてしまったが為に起こったものとされる。
また一般に広く出回っている関連書などには魔術が込められていない為幾ら適切な魔術を行使したとしても解読は不可能。ここで言う魔道書は彼が直接書いた原典の事を指す。
予言書に記された内容はもはや決定事項と言ってもいい程の正確さを誇る。
例えその記述に反するように行動を起こしたとしても、幾ら過程を変更しても、それは束ねた糸の結び目のように同じ結果に辿りつく事になっている。
魔道書自体は16世紀に執筆されたが、予言の内容は何百年も先の事まで書き記されている。
また魔道書の内の一冊「諸世紀」の第一巻、第25番には十字教の威信を根本から覆しかねない、過去に十字教の手によって封殺された禁忌の魔道書“死海文書”に関する記述もある。

占星科学(アストロジカルサイエンス)
バビロニアでも部分的には見られたことだが、ヘレニズム時代以降に占星術の適用範囲は、実質上科学と位置づけられるもの全てに拡がったとされており、この魔術は植物学、化学(錬金術)、動物学、鉱物学、解剖学、医学などと言った科学と位置づけられる全てに占星術的要素を介入させる。
無論物理学もその範疇であり、魔術を行使する事により当たりの物理法則を捻じ曲げるといった荒業も可能だが、魔術の効果は占星術の結果に左右されるのでその時その時で強さが大きく変動するという欠点がある。
行使した後は物理法則の干渉を受ける魔術や科学サイドの相手には脅威となり得る魔術とも言えるが、逆に世界の法則に従わない魔術には効果が薄い。
医学に関しても同様に占星術による干渉を可能とするが、占星術の結果に左右される何とも不安定なものであるので、応急処置的な事態や現代医学では治療不可な肉体の損傷を被った場合等を除けば普通に治療を施した方が確実である。
このように比較的手軽で万能ではあるが運任せという、自堕落でその場限りの利益に飛びつく彼にある意味お似合いな魔術である。
魔術の行使にはホロスコープを用い、彼の場合は西洋占星術、トロピカル方式(サインは春分点に対し固定されている。そのため、サインの黄経は一定である。いっぽう、サインと星座はおおよそ1つずれているのが特徴)に則って占星術を行使する。
【概要】
ミシェル・ド・ノートルダムの末裔を謳っている偽ノートルダム一族の一人。
ノートルダム家が占有するノートルダムの予言書を手に入れたいが為に末裔を語っていた。
彼が名乗るジャン・ド・ノートルダムは偽名であり、本当にノートルダム家とは何の縁も所縁もない。彼曰く本名はもっとありきたりな名前なのだとか。
彼は占星術に関しては幅広い知識を持つ魔術師で、占星術の知識に関しては右に出る者はいないと自負する程。
取り扱う魔術も占星術を扱うものがかなり多い。魔術師としての実力は確かな物で、後述の理由で十字教の連中から狙われているが、今現在まで逃げ遂せている事からその優秀さの片鱗は伺える。しかし魔術に関する知識が全くない彼の同伴者からはお下品で定職にも就かないダメ人間扱いされている。
しかし自身が盗み出した魔道書を解読してしまったが為に、そこに記載されていた十字教においてタブーとされる禁忌の魔道書“死海文書”の存在を知ってしまう。結果十字教全体から敵視され、最優先殲滅対象として命を狙われる羽目になった何とも残念な人。
その後予言に導かれるままにその死海文書を入手。同時にそれを最初に発見してしまったが為に彼と同様に最優先殲滅対象になってしまった羊飼いの少女も保護する事となる。
以後世界中に存在する十字教信者の目を上手くかいくぐりながら、連日十字教の魔術師との交戦を経て、今現在までなんとか生き延びている。
彼が魔道書を手に入れた理由は彼の口から語られた事は無いが、今の状況ではとてもではないが自身の目的を成就する事は敵わないそうで、取り敢えず誰からも干渉されない様な環境が欲しいとの事。同伴者と共に世界中を逃げて回りながら十字教に干渉されない環境、もしくは十字教に干渉されないような組織を探し回っている。
自身が保護する羊飼いの少女を助けなければよかったのではないかと連日連夜自分の行いを後悔しているが、かといって彼女を見捨てるわけにもいかず、
また行動を共にする事で愛着も湧いているので口では不満を吐き連ねているが実際に捨てる気はさらさらない。
それどころか最後まで彼女を守ってやらねばと言う義務感に駆られている始末。
口が悪く、品の無い発言をマシンガンの如く連発する。元十字教信者とは思えない程自分の欲望につくづく従順で、『好きな事は寝る、食う、飲む、打つ、ヤるの五拍子』『立てば競馬、座ればパチンコ、歩く先には競艇場』が決まり文句のダメ人間。
こうなったのも予言書の一件を通して十字教に見切りをつけ、欲望に殉じて生きようと決めただの、長年の逃亡生活に刺激を求めているからだの、半ば言い訳じみた理由をのたまっているが、本当の理由は不明。
情に厚く、肝心な所で非情になれないお人好しという一面も持つため、全く持って魅力がないとはとても言い難い。
【特徴】
浮浪人の為それ程身の回りに関しては気にかけておらず、石を切り崩して創ったかのように凹凸の激しい顔立ちに不潔ったらしい無精髭、髪は何故かしっとりと濡れている。常時安酒を片手にほろ酔い気分で街を練り歩く。
刹那的な快楽、瞬間的な輝きを愛し、一世一代の大勝負的な展開を良しとする。好きな物は花火、自由。嫌いな物は停滞、規則、渋滞。
その凡夫とはかけ離れた思想や姿の為か、見るからに冴えない風貌の中にどこか浮世離れした雰囲気を纏う男。
【台詞】
「おぉよ!俺こそはかの有名なノストラダムスの末裔。ジャン・ド・ノートルダム様その人よォ!!…どうよ、恐れ戦くだろぉ?マジモンだぜぇ?」
「馬鹿野郎!!俺は慈善事業やってんじゃねぇんだよ!二度とその薄汚ぇ馬鹿面見せんじゃねぇよこの××!!××××タムシ!!×××野郎が!!」
「オイオイオイオイ!?まぁーた魔術師来ちゃってんじゃんもー、勘弁しろよ、いやホンッとマジで。ホンッとテメェはトラブルしか持ってこねぇんだから、せめて大人しくしてくれよ頼むからさぁ!!」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2012年08月30日 17:31