【名前】ワーウルフ
【性別】男性?
【所属】科学
【能力】なし

【概要】
護身用品の移動販売をする露天商。
満月の夜にふらりと現れ、狼のヘッドマスクを被り、一人で経営しているため「ワーウルフ」と呼ばれている。
風紀委員や警備員からの摘発を逃れるため、私有地を借りて販売するなどなかなか抜け目がない。
無論、露天に並ぶのも防犯スプレーや、スタンガンといった触法しない程度の護身用具ばかりだが、
彼に認められた客は別所にある、より強力な品である『商品』を扱う隠し店舗へと案内される。
そこにはタッカーを改造した密造銃、パイプ爆弾、偽装火炎瓶、洗剤から発生させた塩素ガスを封入した小瓶など、
割と危険度の高い(重火器や人身売買を生業とするホンモノの裏業者には遠く及ばないが)ものが揃う。

暗部関係者が見れば鼻で笑ってしまうような子供騙しの品を売り捌く商人ではあるが、
有象無象のスキルアウトや不良学生らによる非行・犯罪の凶悪化を幇助していると言えなくもない。
隠し店舗は倉庫を借り短期間で転々とするので、行き当たりばったりで場所を突き止めるのは困難と思われる。
『商品』はほとんどがハンドメイドではあるが、高品質かつ外見からでは武器と判断しにくいものが多い。
商人としての才能や適性はともかく、民生品を流用し武器を作り出す才能と技術を持ち合わせており、
顧客はスキルアウトのみならず、より強力な自衛手段を求める一般人も多く含まれている。

既存品を改造すること以上に、自然生物から兵器を生み出すことの方が得意なようで、
別の借り倉庫内ではトウゴマやカエンタケといった有毒生物を育成、抽出加工して劇物を精製したり、
チャドクガなどを大量に養殖し毒針毛をかき集め散布用兵器を作るなど幅広く手がけている。
そのせいからか、毒をもつ動物・植物に関しての知識が深い。

抗争の噂を聞きつけると火事場泥棒を企て、いち早く現場に赴いて死体を漁り、装備品や私物を盗み取る非道を行う。
そのためか、時たま暗部にのみしか支給されていないはずの高性能の新鋭軍用品や駆動鎧といった、
個人の露天商には不釣合いな『掘り出し物』を入手し秘匿していることも。
稀に一部の客が強盗化し、彼に襲い掛かるも悉く返り討ちにされるのはこのため。

【特徴】
『商品』の説明時以外はあまり多くを語らず、身長も声も低め。
詳細な年齢などは不明だが、声から推測するに20代~30代の男性ではないか、とのこと。
性格は律儀で職人気質らしく、足が付く危険を冒してでも制作物には全てナンバリングを施しているほか、
帳簿には製造日時、販売日時や取引相手の特徴まで細かに記している。
さほど儲けているとは言えず、どんな意図があってこのような商売を続けているのかは不明。

【台詞】
「改造ライターか……。超小型の火炎放射器として使える……。発火能力者に見せかけるギミックにもいいぞ……」
「トウゴマから精製したリシンだ……。タンパク質合成を停止させる猛毒で……解毒剤は存在しない……。扱いには注意しろ……」
「パイプ爆弾と火炎瓶はその昔……学生運動に用いられたことがある……。学園都市の生徒らも……もっと己を主張すべきだ……」

【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2012年09月05日 23:29