【名前】潮干 真珠(しおぼし‐しんじゅ)
【性別】男
【所属】科学/長点上機学園
【能力】無し、無能力者(レベル0)
【能力説明】
普通、無能力者判定であっても何らかの能力が発症するはずだが、潮干はどの系統の能力なのかさえも分からない「本当の意味での無能力者」。
開発を受けた者なら必ず放出しているはずのAIM拡散力場も感知されない。
実は、潮干は「脳の回路において、外部からの干渉を一切受け付けない」という奇異な特性を先天的に持っているのだが、本人も周囲も気づいていない。
言い換えるなら、どんな干渉も受けない確固な「自分だけの現実(パーソナルリアリティ)」を無意識に構築しているということ。
学園都市側からは「無能力者」の烙印を押されており、潮干本人も自分のことを能力者としては落ちこぼれだと思っている。
【概要】
長点上機学園に在籍する普通の男子高校生。二年。
長点上機学園と言えば学園都市の五本指の一つに数えられる程の超エリート校だが、潮干はその中でも成績優秀者に分類されている優等生(ただし能力開発を除く)。
つまりエリート中のエリートなのだが、見た感じは秀才でもなんでもなく、どこにでもいそうなただの高校生にしか見えない。
「自分だけの現実」とは能力者が持つ独自の感覚で、超能力を発動するための土台である。脳に薬物投与や電極によるショックを与えるカリキュラムをこなすことで、発火能力者は『手から炎を出す可能性』、読心能力者は『他人の心を読む可能性』など、現実の常識とはズレた世界を認識している。
対して潮干が認識しているのは「異能の力など存在しえない平凡な世界」であり、言わば物理法則という概念にがんじからめに縛られているような状態にある。
潮干自身は最も「異常」や「非日常」から遠い存在であり、つまりどうあがいても「一般人ポジション」から脱することができない人なのである。
無能力者という負い目からか、「超能力を工学技術で再現・超越する」というコンセプトを一貫した研究開発を行っている。
ここ最近は空間移動能力をテーマに「情報化処理法を採用した空間移動再現装置」や「EPR結合を利用した量子テレポーテーション」などの試作品・論文を多数発表しており、一部の研究者の間ではそこそこ有名。
FIVE_Over.Modelcase_”RAILGUN”(ファイブオーバーモデルケース・レールガン)」の開発にも特別外部顧問として携わっているらしい。
【特徴】
黒髪黒目で中肉中背。
平々凡々、可も不可もなく、まさに一般人代表といった感じ。
何故か毎年体重も身長も平均値ぴったりらしい。
特徴がないのが特徴ですと言わんばかりの没個性だが、強いて言うなら若干表情に覇気がない。
【台詞】普通。
「……えーと、一応これでも長点上機学園の成績優秀者なんだが」
「いや、別に能力者を妬んでる訳じゃなくてだな。ま、まあ要するにだ。……科学技術は常に進歩し続けていて、昨日の最新が今日も最新とは限らないってことが言いたかったんだよ、うん」
【SS使用条件】
ご自由に

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年09月25日 01:11