【名前】欣龍鳳(きん りゅうほう/シン ロンフン)
【性別】男
【所属】魔術/無所属
【能力】中国の伝記小説『西遊記』をモチーフにした仙術
【能力説明】
西遊記に登場する斉天大聖(孫悟空)の持つ術を扱う。
術を行使する手順として霊装が必要であり、杖として常時携行する如意鉄棒がこれに該当する。
一応魔術サイドの人間だが、扱う術は仙術であるために魔術師ではなく仙人を名乗り、魔法名を持たない。
術発動時間は12時間。発動インターバルは90分。
仙術を使った場合の格闘能力に関しては、拳一つで硬い岩を砕き、数回の蹴りで堅い木々を薙ぎ倒す。
聖人のような高い身体能力を持たない魔術師は勿論、並の格闘家でも歯が立たない。
移動速度は聖人の70%が限界であるが、反応速度は聖人に並ぶ。
チーターと比較すると、50m競走ならば勝てるかもしれないが、100m競走では負けてしまう。

『神通力』
仏・菩薩などが持つ超人的な能力。六神通存在し、欣は以下の四神通を如何なる場合でも上から下へと過程を必ず踏んで使用していく。
天耳通:無機物や有機物に関わらず、世の中全てのものが持つ音・声を聞き分けられる。範囲限定なし。感知系能力。
天眼通:大小を問わず、どんな物でも見通せて、その本質を見抜くことができる。距離は1km以内。感覚(視覚)系能力。
神足通:テレポーテーション。発動インターバルは6秒。下準備として天眼通で先に見通す必要がある。よって移動距離も1㎞以内。
他心通:他人が心に思うことを全て知ることができる。読心系能力。
※足→心→耳→目→足をどんなに速くリロードしても前回発動から6秒以内は跳べない。
天眼通により、科学サイドにおける移動系能力の問題点である転移後の物体めり込みが発生せず、過程も上記のサイクルで進行する。
『如意鉄棒』
正式名称は『如意金箍棒』。装飾は伝記上の如意金箍棒と同様に、両端に金色の輪がはめられた神珍鉄(鉄の重石)の棒である。
術が行使されると『西遊記』の伝承と同じく、持ち主の意(如意)によって長さ、太さを変えられ、
通常サイズは170㎝の杖程であるものを長さは10㎝~100m、太さは針からお椀サイズまで変えることができる。
また、もとは黄河の治水に功を残した禹が江海の深さを測定した際のおもりであった。
その後東海竜王敖廣の竜宮の地下の蔵に「海の重り」として置いていたのを孫悟空が奪ったという伝承がある。
その重さは実に約8t。聖人ですら満足に扱える代物ではないが、欣の持つ如意鉄棒は術発動前の重さが3㎏であり、
術発動後も彼が触れている間だけ、その重さを維持することが出来る。
つまり如意鉄棒を一瞬でも体から離せば、伝承通り身の周りにあるほとんどの物体はその質量に耐え切れなくなってしまう。
但し、一度離してから再び触っても重さは8tのままであるため、一旦術を解除しなければ使えないというリスクが伴う。
逃亡戦では一撃必殺として役に立つものの、自滅しかねない程の危険極まりない武器であり、大切な霊装でもあるため
戦闘が始まれば絶対離さないように丈夫な紐等で手に結びつけておくケースが多い。
【概要】
26歳。魔術サイドの人間にしては珍しく機械に詳しい人物。
中国四川省の山奥でパンダに囲まれて暮らしていたところ、12歳を迎えて間もなく突然見知らぬ他人の声が聞こえるようになる。
これが切欠で仙術について身を以て知るようになり、様々な苦行を積むことで遂に仙術を体得。
以後はそういった他人の声を頼りに世界各地を転々としては、下界(?)に住む人々の暮らしに馴染んできた。
中でも科学技術については宗教的縛りもないので貪欲に吸収及び利用してきた。特に家電製品や銃火器に強い。
幾つかの魔術結社から所属要請があったが、強すぎる宗教色が鼻につくのを理由に拒んだだけでなく、科学の素晴らしさを説いた
ことでそれらの魔術結社の反感を買うことになる。現在、放たれる刺客から逃げ延びて日本に潜伏している。
日本に潜伏する理由は科学の粋を集めた学園都市に以前から憧れを抱いていたのが一つと、単純に治安が良く、
並の魔術師が入ってこれないのがあるため。
しかし彼自身も未だ潜入できず、彼を追ってきた魔術師が先に学園都市に潜入してしまうといった行き違いが生じている。
(近頃魔術師が頻繁に学園都市に出入りするようになった理由の一つになっている)
潜入方法や追手のことを考える前に生活の心配をしており、今は偶然学園都市付近で見つけた動物園で
パンダの飼育専門のバイトをしている。因みに彼の飼育するパンダは中国より寄贈されたパンダの中で最年長記録を持っており、
その更新が彼の双肩にかかっているため中々バイトを辞めることができない。
性格は温厚で、仏のような慈悲深さを持つ。物事の移り変わりに柔軟に対処でき、精神耐性は人間の域を超えている。
しかし故郷のことを思い、郷愁にふけってしまうことがある。
打って変わって戦闘を好む野生的欲望も秘めており、道徳的指導と称して善悪の区別がつかない者に鉄槌を下す。
相手が組織ではなく、自分の思想を秘めている場合にはむやみに説教しない。(相手の生きる意味まで否定するつもりはない)
戦闘スタイルは変則的で、銃火器は勿論、剣や槍も自由自在に使え、それらの利点を追求して戦うのに長けている。
守るべき者がいた場合は仙術を逃亡手段として行使する場合が多い。
もし仙術を最初から使う際には完全に相手の息の根を止める覚悟で行使する。
【特徴】
身長198㎝、体重99㎏。赤髪。とても毛深い。筋骨隆々で、引き締まった肉体を持つ。
常に極めて険しい表情で物事に臨むが、別に真面目にやっている訳ではなく元からそういう顔であっただけで大雑把な面が多い。
また大所帯の組織や、宗教的勧誘、上下関係がはっきりとしている物事を嫌う。日本人の謙譲の美徳については未だに理解できない。
服装は主に白の柔道着。たまに孫悟空の衣装を身に纏って動物園に来る子供たちを喜ばせている。
【台詞】
「魔術師が追ってこなくなって何日経つか分からんな。…平和ボケしすぎだな。」
「子供は無垢で良い。人が最も醜い生き物と知らずにいられる内はな」
「お前達は弱くて脆い。精神的に、肉体的に、社会的に、法的に、全てにおいて迫害され続けるだろう。………俺がそうだったんだからな!!」
「他人の心が読めるのは悪いことで、他人の声が聞こえるのは良いこと?…フーン、俺にはどうもその辺の違いが分からんな」
【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2012年09月28日 22:10