【名前】アルクビエレ・K・アーゾロニウム(Alcubierre K Arzolnium)
【性別】女
【所属】科学
【能力】不明
【能力説明】レベル不詳
能力開発を受けていたか不明。
彼女の場合肉体という要素が欠けているため能力開発を受けていたとしても能力を行使する事が出来ない。

BMI式駆動鎧 HsPS-23、HsPS-28(Brain-machine Interface : BMI、脳介機装置)
正式に採用されていない試作品。脳の電気回路をスーパーコンピュータにより再現、対象の記憶や感情を専用の駆動鎧に内蔵されたチップに移しこむ、所謂精神アップデートを用いた“人の身体を必要としない駆動鎧”
従来の駆動鎧とは異なり人が入り込むスペースや、操縦者の身体が真面に保たれる様な設計、出力を考慮する必要が無くなったので、
人体の構造をまるで無視した身体能力や圧倒的な出力、許容量を超えた強力な科学兵器の搭載に成功。
また意識だけをそのままコピーしてそのままチップに移しこむ為、元の身体に戻る必要も無い、つまり駆動鎧を脱いだ際に『人間としての挙動』が出来なくなってしまう可能性を考慮しなくてもいいという事である。
更に必要さえなくなれば遠隔の端末で一発で機能停止できる優れモノ、
チップの中の人格はボタン一つで自我の消滅につながる訳だが、その端末は『自我』を司る木原によって補完されている。

Tree Brainプロジェクト
学園都市が誇る世界最高のコンピューター『樹形図の設計者(ツリーダイヤグラム)』を用いて脳の電気回路を再現した。第一段階は人間の脳の新皮質の一部を再現、次いで大脳新皮質全体のシミュレート、最終段階に脳全体のシミュレートを目標としていた。
表向きには認知的側面の研究と自閉症などの神経細胞の障害によって発生する様々な精神障害の研究を目的としていたが、本当の目的は人工的に作り出した知的ニューラルネットワークの構築と、構築された人工知能が超能力を発現するかという実験であった。
結果人工知能は肉体というファクターを有さない為超能力が発現する事は無いという結果となった。
その後プロジェクトの目標は人工的な人格の作成へと移行していき、実際に数十体もの人格を作成。HsPS-23という人型駆動鎧にデータを読み込ませ一人の人間として人工知能であるという情報を意図的に消去した状態で学園都市に試験的に生活させている。
しかし七月二十三日深夜、突如出現した謎の高熱源体により樹形図の設計者が大破。それと同時にプロジェクトは凍結してしまう。
残された数十体の駆動鎧はその後『自我』を司る木原によって引き続き観察、管理されているとされる。

HsPS-23
極限まで見た目を人間に近付けるよう突き詰めた結果完成した、どこからどう見ても人と見分けのつかない駆動鎧。
駆動鎧そのもののスペックは普通の駆動鎧に比べて大幅に劣っているが、当然生身の人間よりも遥かに強靭な肉体、身体能力を誇る。人間の身体に近付ける事が第一であった為科学兵器は何一つ搭載されていない。
しかしコスト的な面に関していえばかなりの優れもので、普通の駆動鎧一つ作る金額でこの駆動鎧がおよそ五体作れる。またこれは正規の使用法ではないが、遠く離れた場所にあるこの駆動鎧に記憶データを送り込む事で普通に移動するよりも遥かに速い速度での移動、要するに意識のみのテレポートを可能とする。
元々樹形図の設計者によって作られた人工知能を植え付ける予定であったが、謎の大破によって断念。今は彼女の人格を基にしたデータをチップに植え付ける事で彼女の人格を持つ駆動鎧を生み出している。
この駆動鎧は世界中にある学園都市の協力機関に大量に保管されており、必要に応じてデータが送信され稼働する。また技術の漏えい防止として停止状態で下手に弄られると自動的に内部の重要なデータ、機器を滅茶苦茶に破壊する仕組みとなっている。

HsPS-28
上の駆動鎧とは全くコンセプトが異なり、極限まで人間離れしたスペックを持たせるように設計された駆動鎧。戦闘に導入された事はまだないらしく、詳細は不明だが、『人間の取り扱うものでは無い』と彼女は評している。

【概要】
木原一族の一人で、『自我』を司る木原、実年齢は18歳。統括理事会のとある男の下で汚れ仕事を行う他、脳科学者や駆動鎧技師という一面も持つ。
勿論木原一族の名に恥じぬ狂科学者であり、自分の肉体や脳を捨て駆動鎧に移しこんだり、自分と全く同じ人格、記憶を持った駆動鎧を大量に複製したり、その駆動鎧を何のためらいも無く処分する等、他人はおろか自分自身の犠牲すら厭わない。
彼女自身の脳のデータは既にHsPS-23に移動させており、時折駆動鎧の身体を模様替えの様に取り換えたりしている。実際の脳は彼女の脳の電気回路を再現する為に連続切片化(脳細胞の周辺の神経を少しづつ凍らせ薄くスライス、できた切片を透過型電子顕微鏡などの高解像度の装置でスキャンする。その結果を三次元化し、適当なエミュレーションハードウェア上の変換アルゴリズムを使ってアップロードする事)され物理的には存在していない。
統括理事会の男の命によって人を殺す事も多い為戦闘力は極めて高く、木原特有の『能力者の力の流れを読んで、その隙を突く』という戦闘術を下敷きとした徒手空拳に加え、人型駆動鎧の身体能力の高さ、更には同じ人格の駆動鎧を数十体から百数体一斉に戦闘に導入する事による数の暴力で相手を圧倒する。また駆動鎧も姿形の違いを利用した暗殺、不意打ちも得意。
科学に陶酔し切っており自分で“私は科学に恋をした”と豪語する。その知的好奇心は留まる事を知らず、木原である故誰からも受け入れられる事は無かった。それから自分の異常さを自覚し、そんな異常な自分を正そうと一時期研究職から離れていたが、統括理事会のその男が唯一そんな自分を認めてくれ、更にそれを素晴らしい物であると評して貰えたことで完全に良心の呵責が外れ、今まで以上に非人道的な研究に没頭するようになり現在に至る。
因みに彼女はその男に対して科学に対して程ではないが深い恋心を抱いている、かなりオープンらしい。
プライドが高い事からくる酷い業突く張り、滅多に他人の意見を聞こうとしないが、統括理事会の男に対しては割と素直で年相応の態度を見せる。
【特徴】
いつもの駆動鎧はぼさぼさの金髪、腰の辺りまで伸ばしている。
服装は白衣の下に布地の少ない水着。背は140cm、胸はAAカップのド貧乳だが本人曰く大きいと動きにくいという理由かららしい。
しかしケースバイケースで体をコロコロと入れ替える為、上記の姿じゃない時もままある。
【台詞】
「さって、ダーリンはどんな体の私がイイ? セクシー? ロリ? それともぉ、年増がイイのぉ?
やろうと思えば数分で体を取り換えられるから、それまで辛抱タマラン早漏ちゃんってんならこのままでもイイよん?
…なーんて、じょーだんよジョーダン。全くダーリンは相変わらず盛ったアニマルなんだからー」
「私は科学に恋をした、それも身を焦がすほどの熱愛だよ。私という存在は科学を捨てる事は出来ないし科学は私という存在を見逃す事なんざできない。
お互いに惹かれあった超絶比翼連理、それが木原って奴の運命なのよん。
まぁ私は浮気性だから、科学の他にももう一人ダーリンが居るわけですけどねん」
「私をそこいらのガキンチョと一緒くたに考えてると本当に痛い目見ちゃうよん?具体的に言うなればー、脳みそ冷凍してスライスしちゃったりとか―?
…はいはい冗談ですよ、ジョーダン。もうっホントダーリンは冗談が嫌いなんだからん♫」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2012年11月04日 22:46