【名前】椋橋京博(くらはし きよひろ)
【性別】男
【所属】科学
【能力】間隙補正(ギャップコネクター) レベル3
【能力説明】
あらゆる物体において、立体構造上存在する隙間を埋めてしまう能力。
物質が通過、接近する際の電子的反発を阻害し、一定時間隙間にそれらの物質を固定することができる。
隙間を失った物体は本来それらが持つ性質(機能)に変化が生じ、多くの場合は劣化される。
例えばある物体の弾性変形を阻害した際、卵殻を押し潰す位に弱い力でその物体を破砕することができるようになる。
人間の場合タンパク質や酵素等に物質を固定することによって、細胞単位で死滅させることも可能である。
埋めるのに利用する物質は一般にその隙間を通過、または結合することが可能な物質に限定される。
原子間の隙間を埋めることはできない。生体内で使用する際には複雑な演算により、脳に著しい負担がかかる。
埋められる隙間の大きさは1 μm3~100 μm3。能力展開範囲は自身を中心に半径20m以内である。
【概要】
とある高校の2年生。
嘗て不良を中心に無能力者狩りを行っては能力値にしか興味を示さない周りの人間に対する鬱憤を晴らす日々を送っていた。
ある日、現場で待ち伏せていたスキルアウト数十人を相手に抗戦し、辛くも勝利を収めたものの脳に深刻なダメージを受ける。
塵芥同然で地面に倒れ伏しているのを偶然通りかかった小萌先生の救助により、何とか一命を取り留めることができた。
担任でもないのに以後病院に度重ねて訪問する小萌先生の説得、熱意に心折れて、真っ当な道を歩もうとする覚悟を決めた。
現在は病院と学校を往復する毎日の中で、能力の研鑽及び1年次に遅れた学業にも邁進するようになり、
学校内において能力以外で徐々に頭角を現し始めてきた。逆に小萌先生の愚痴を延々と聞く羽目になったが、現状には満足している。
また、訪問回数が日を追う毎に減っていく小萌先生を気遣い、アパートに高級食材を届けるようにもなった。
同高校に現在長点上機学園に通う双子の姉が転校する予定なので、何かと問題が起きぬよう今の内に根回しを施している。

脳機能の完全回復には後半年を治療に費やさねばならず、現在も能力使用時間は最高で1日9分が限度である。
このため身体機能の向上に努めるようになり、無駄と分かりながらも自身の能力以外に肉体強化系能力の向上を目的としたカリキュラムにも
参加するようにしている。その甲斐あってか、以前に比べて能力使用時の疲労の蓄積具合が小さくなってきた。
戦闘能力は依然として高く、中でも物質精製系及び操作系の能力者に対してはある一名を除いて無敗を貫いている。
銃火器を持った者に対しても能力展開範囲内であれば勝手に打たせて暴発させることが可能である。
今なお、根を持つスキルアウト達に絡まれることが多いが、自分の周りの人間に危害を加えるようならば容赦しない。
複雑な立体構造を持つ、もしくは自然界に存在しない物質に対して能力を行使する際は、隙間が完全には埋められない場合があり、
また経験によって物体の挙動を予測する椋橋にとってはそれらの挙動を一度目に予測することは不可能に近い。
【特徴】
身長178㎝,体重66㎏。少し長めの黒髪であり、紅色のヘッドバンドを常時着用。
スラッと引き締まった体型。渋い顔の割には意外とモテるのだが、恋愛関連は重度のシスコンもあって望んでいない。
またスキルアウトの襲撃による被害を最小限にするため学生寮に帰る機会が少なく、基本同じ制服で毎日過ごしている。
【台詞】
「…先生。俺、一からやり直します。」
「他人に認められたいのに自分からは何もせず、殻に閉じ籠るだけの日々は本当に苦痛だったよ。…お前等もそうなんだろ?」
「姉貴に手を出すとマジでやべぇよ。見ず知らずの大きなお友達数千人がお前を血祭りに上げに来る。この意味分かるな?」
【SS使用条件】
特に無し

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最終更新:2012年11月12日 18:16