【名前】グレートヒェン=シュタインドルフ
【性別】女性
【所属】魔術
【能力】魔女術(ウィッチ・クラフト)
【説明】
『魔女の大釜(コールドロン)』
魔女が薬を作る際に用いたとされる大型の霊装。
目的に合わせた材料を入れ、それらを混ぜ合わせる事で目的の薬品を生成する。
薬の効果が高ければ高いほど、必要な材料の希少性や生成方法の難易度が上昇する。
風邪や熱を治す一般的な薬から、塗った物に飛行能力を付加させる軟膏、吸った人間に幻覚を見せる粉末状の魔薬など、理論上は何でも作れる魔法の釜。
『神樹の杖』
イングランド南東部の森に生えている、樹齢数千年の樫の木に生えている宿り木を加工して作った魔術杖。
ケルトにおいて、樫の木とそれに生えた宿り木は、特別神聖なものとして崇められてきた。
樫の木に生える物は全て天からの贈り物で、宿り木の生えた木は「神に選ばれし木」と考えていた。
樫の木に生えた宿り木には神の大いなる魔力が秘められており、ドルイドの魔力の元は宿り木であったとされている。
樹齢数千年の樫の木に生えている宿り木は最高級の品質とされ、切り取った枝の一本でさえも破格の霊装として機能する。
杖の効果は、神樹の加護を最大限利用した「植物の操作」であり、周囲の植物の形状・強度・動作などを自由自在に操ることが出来る。
ただ、杖の威力は所有者の力量に大きく左右されるため、他者がこの霊装を持ったとして、ヒェンと同じような魔術が使えるとは限らない。
『使い魔(アガシオン)』
黒猫と鴉に「大鹿」「家畜」「口」のルーンを刻んだ宿木製の首輪を着けて意のままに動かす。
本人は人前に滅多に姿を現さず、使い魔を通して人と交流する。口のルーンからヒェンの声が出る仕様。
【概要】
山の隠媼と呼ばれる、魔女術に造詣が深い魔女。ニーナの祖母。
かつては白と黒の魔女術を使いこなす最高峰の魔女としてめざましく活躍していた。
魔女狩りが現在と比べて盛んに行われていた時代、彼女はその実力を以て狩人達を幾度となく返り討ちにしてきた。
年老いた現在は「疲れた」という理由で表舞台から姿を消し、ドイツの山奥の小屋でひっそりと暮らしている。
要するに隠居である。麓の町の人間にはその存在を知られており、たまに彼女の下へ薬を買いに行ったりしている。
ただし、客人には使い魔である黒猫が対応するため、町民でヒェンの姿を実際に見た者は一人もいない。
本人曰く、若い頃は奥ゆかしい絶世の美女で、何人もの男を誘惑し、貢物だけさせては捨てていた魔性の女だったらしい。
口は悪いが何だかんだで面倒見は良いお婆さん。気に入った人物には余計な世話や説教をする反面、気に入らない相手には徹底して憎まれ口をたたく。
かなり気丈で強気な人物であり、相対する者がどんなに崇高で強力な存在であったとしても、決して調子が狂わない確固たる精神の持ち主。
魔術業界ではそれなりに名の通った魔術師であり、魔女に関わりのある人間であれば一度は名前を聞いたことがあるほど。
その偉大な実力と膨大な知識を求め、いくつかの魔術組織がアプローチをかけたが、全て門前払いされている。
【特徴】
皺だらけの肌に痩せ細った外見。肩まで垂れ下がった白髪、瞳は金色。
黒の三角帽子とローブに身を包み杖を携える、如何にも魔女といった不気味な風貌。
【台詞】
「大丈夫、今のあんたなら、自然もちゃんと応えてくれる筈さ」
「ふん。別に魔術の一つや二つ、教えてやっても別に構わないけどね
 その前にあんたは、目上の人間に対する礼儀を少し学んだ方が良いよ」
「ヒッヒッヒッ。年寄りを甘く見るんじゃないよ
 少なくともわたしは、あんたよりも魔術について深く分け入っているつもりだからね」
「わたしとあんたじゃあ、ドルイドとしての力量が違い過ぎるんだよ
 自然への理解が足りない。だから、加護に決定的な綻びが生じてしまう」
【SS使用条件】自由

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最終更新:2012年12月05日 15:51