【名前】バーソロミュー=木原=ミューニュートリノ
【性別】男
【所属】科学/
木原一族
【能力】なし
【能力説明】なし
【概要】
木原一族の一人で、司るものは「最適化」。
バラエティ番組の脳科学特集を監修する程度に著名な脳科学者であり、かつ学園都市内で「ミューニュートリノ学習指導ゼミナール」という名の進学塾を経営している。
木原の例に漏れずマッドサイエンティスト。
「天才を量産すること」を第一の目標とし、自身が経営する塾の約一五八〇人の生徒を利用して、その方法を確立するための研究・実験を行っている。
具体的に進めているのは「天才に達するまでの所要時間の短縮化」と「天才に達するための作業の合理化」。つまり「天才へ至る道」を最適化し、「近道」を作り上げようとしている。
自身の目的のためにはいかなる犠牲も厭わず、研究・実験の過程で既に数百人の塾生の脳を弄り回し、使い潰している。
「天才の量産化」を目指す動機が「金儲け」や「地位や名声のため」などではなく、「単なる純粋な知的好奇心」という点がミソかもしれない。
理知的な容姿や言動は、すべてイメージ戦略のための「営業用」のものであり、キレると木原としての本性を現す。
普段の立ち振舞いは「演技」で、むしろ本性の方が「素」に近い。
第一八学区に本部校を置く、学園都市内シェア・トップ10に入る進学塾。設立者、経営者共にバーソロミュー=木原=ミューニュートリノ。
学園都市内部にのみ展開し、現在は第七級学区と第一三学区と第一八学区に計三十二の支店がある。表向きは普通の進学塾であり、「天才の量産化」の件は伏せられている。
全体の生徒数は約一五八〇名で、中学生、小学生、高校生の順に割合が高い。
生徒達はその全員が「天才を量産化するための研究」に組み込まれおり、知らず知らずの内に利用されている。
「脳科学的に分析された学習法で、短期間で成績急上昇」が売り文句。
【特徴】
理知的な雰囲気をまとう、いかにもホワイトカラーといった感じの若い男。
曰く「イメージ戦略の一貫」とのことで、エリートを思わせるような格好と立ち振舞いを徹底している。
名前がインターナショナルな割には普通に日本人顔。
細いシルバーフレームの眼鏡が特徴的。
年齢不相応にもミリ単位で調整されたオーダーメイドの高級スーツと白衣で身を固めており、「温室育ちのお坊ちゃん」というような印象を受ける。
普段は営業用スマイル(一見柔和に見えてよく見ると目が笑ってない)を顔に張り付けているが、キレるとやっぱり木原で以下略。
【台詞】知性を感じさせる敬語口調だが、しかしキレると木原。基本的な人称は「私」「あなた」「彼、彼女、~さん」など。
「『魔法の数字(マジックナンバー)という言葉をご存知ですか? 『天才』と呼ばれる域に達するには最低でも一万時間に及ぶ努力が必要だ、という……いわば法則のようなものです。世間一般には、『天才』とは先天的なものであるように思われていますが、それは間違いだ。過去の『天才』達は、単純で退屈な作業を何万時間と繰り返すことで、歴史に名を残す成功者となっているのです。我々が目指しているのは、いかにこの『一万時間』を短縮するか。いかに『単純で退屈な作業』を合理化するか。……つまりは、最適化された『天才への近道』を見つけ出そうとしているわけです』
「『天才のレシピ』。手順に従って一定のカリキュラムをこなせば、誰もが『天才』となりうる方法。……どうです、夢があるとは思いませんか?」
「わざわざご高説どうも、って言いたいとこだけどよ。残念ながら、道徳だの倫理だの良心だの、木原(こっち)はンなもん鼻っから持ち合わせてねぇーんだよなァアアアア!!」
【SS使用条件】
ご自由に
最終更新:2013年06月27日 23:06