【名前】奥外畝利(おくがい うねり)
【性別】男
【所属】科学
【能力】No data
【能力説明】
能力開発を受ける年齢ではないので、能力は有していないと思われる。
【概要】
58歳、独身。
天然能力精製要因研究センターに左遷された、世間から似非科学者というレッテルを張られた三流科学者。
本研究所に左遷される以前は扁形動物ウズムシ類に属するプラナリアが全身に有する全能性幹細胞(万能細胞)を応用した再生医療に携わっていたが、その過程でプラナリアが持つnou-darake(ndk遺伝子)を人間に適用すれば人体に無限の脳を生成できるという持論をテレビで熱弁し、その際に同席していた科学者に完全に論破されてしまった事で科学者としての地位は失墜。
その数年後、他者に先駆けて研究成果を出さなければならないという心理的な圧力と周りから高い評価を得たいという顕示欲、科学者としての立場が危ぶまれている事から来る焦り等が伴った結果、publish or perish syndrome「発表するか死か 症候群」と呼ばれる一種の病理的な行動に走ってしまい自身の研究結果を捏造・改竄してしまう。
当然その如何様は科学者の間でばれてしまい、これをきっかけに完全に学会から追放される。
天然能力開発要員研究センターに勤務する事になってからも本研究と並行して個人的に研究を続けているらしい。しかし協力してくれる機関も無く、研究を行うための資金も雀の涙。無論成果は芳しくない。
現在科学者としての地位は地に落ちたも同然だがその独特なキャラクターを買われてメディアには度々露出している。しかし世間一般の評価は“イロモノ科学者”以外の何ものでも無く、彼も自覚はしているのかあまりテレビの露出を良しとはしていない。特に同じイロモノ連中とトンでも議論を行う様な番組内容は苦痛に感じている。
科学者としては決して劣等ではなく、彼の持論も目の付け所は良い線を行ってる筈なのだが、如何せん議論が下手糞過ぎる。彼が失墜する原因となった公開論破もそもそも彼が熱くなって言いたいことも言えなかったのが主な敗因。
これと決めたら一直線なタイプの人間で、一度没頭しだすと止まらなくなり何度失敗しようと根気よく挑戦を繰り返すある意味科学者らしい性格とも言える。
だが反論に対して冷静に耳を傾ける事が苦手で、議論になるとすぐ熱くなって我を失ってしまう。
イロモノではあるがそのキャラのインパクトから、一般人からの認知度は科学者の中でもトップクラスに高い。特に子供達からの支持率が高いようで、彼が現在所属する天然能力精製要因研究センターの子供連中からの人気も高い。
【特徴】
花火の様に全方向にはねた直毛に、頬のこけた仏頂面。赤色のネクタイを巻いたピンクを基調としたスーツの上に白衣をまとう
【台詞】
「だから私はイロモノ科学者ではないと言っているだろうが!!どいつもこいつも私を色眼鏡で見おってからに…今に見ていろ。私が今着手している実験が成功し次第再生医療のみならず科学界全体を揺るがす大きなうねりが起こるだろう、その時になって手のひらを返したって私は許しはしないのだぞっ、精々それまでの間嘲笑しているがいい!!」
「ふっ、ふざけるな、だからそれは違うと言って…ええい、だから話を聞けっ、この分からず屋! いいかそもそも根本的な話から言って私の―――――ぐ、ぐぬううううううっ。ち、違う!!この話は無効だっ、全く話にならん。時間の無駄だ、私は帰らせてもらう!!」
「いかにも、私こそ奥外本人だ。言っておくがサインはやらんぞ? 科学者は本来孤独と戦い真理を追究する者、世間に媚びる処世術など持ち合わせてはおらんのだ! どうだ、硬派だろう?」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2013年03月25日 20:12