【名前】米渕千寿(よねぶち ちとせ)
【性別】男
【所属】科学
【能力】No data
【能力説明】
能力開発を受けられるような年齢ではない。
【概要】
28歳、独身。知的障害能力開発施設(サヴァン・シンドロームのうりょく―)の研究員で、一式良世の先輩にあたる人物。
昔は置き去りを一手に集めて教育を行うとある研究機関に所属しており、そこで行われていた“自分だけの現実崩壊尺度観測実験(P.R崩壊――)”という実験に携わっていた。そこで研究職の負の面を嫌という程目の当たりにする事で研究職に嫌気がさしつつも、自分の研究者と言う肩書が無くなる事を恐れるあまり、今の状況を我慢し続ける事を選んだという過去を持つ。現在の研究所には数年前に常勤する様になったそうで研究中は自分の心を完全にシャットダウンし、只無心に、言われるがままに、日々職務を漫然と全うしている。
研究者になりたての頃は理想主義で実に青臭い性格だったが、年を取るにつれて、社会のどうにもならない部分や立ち向かい様の無い社会構造を知るうちに、悪い意味で大人になっていった。
のらりくらりと状況を打破し、それが大人であると自分に言い聞かせる。しかし本質は子供のままであり、都合の悪い部分を突かれたりすると感情的になる。要するに“大人の姿で大人のフリして知った振りした只の子供”。
【特徴】
完全に目が曇っている。一見清潔感のある成人男性で、鼻が若干大きめなのが特徴。
【台詞】
「人ってのは自分が積み上げた積木が崩れんのを何よりも恐れるの。例えば職場での地位とか、家族とか、学歴、金とかもそーかな。んで、それを守れるならどんな事にだって大体の事は許しちゃうのさ、それがたとえどんなに都合の悪い事であれど、ね。
折り合いがつかない部分はつかないままで、どうしようもない事には蓋をする。立ち向かうのではなく先延ばしにする。それがフツーなの、人間ってもんなの。」
「正直俺も今の仕事なんて向いてるとか思ってないよ、むしろ苦痛。けど我慢は出来るよ? 俺だって今まで積み上げてきたものが崩れるのは怖いモン。研究職辞めても働き口があるとは限らないし、生活を変えたいために仕事辞めて生活がもっと切迫しちゃってたら本末転倒じゃん」
「おいおい、新人がナマ言ってんじゃないよォ。青臭くってかなわねんだよお前の理屈はさぁ。何熱くなってんのか知らないけど取り敢えず肩の力抜けよ、な?」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2013年03月25日 20:17