【名前】アルル=イースフォン
【性別】女
【所属】魔術/魔術結社
【魔術】『叡智ある者の右手』
【能力説明】
人間に光(知恵)を与えた、『光を掲げる者(ルシフェル)』の右手を元にした術式。
右手にまとわりつく光輪として発現する。
その効果は、状況に合わせて瞬時に魔術を「作り出す」という物で、状況に応じて『切断魔術』『加熱魔術』『射撃魔術』『消火魔術』を構築し行使することが出来る。
あたかも紙を切るのに刃物を用いるように、お湯を沸かすのに火を使うように、遠くの敵を倒すのに弓矢を用いるように、火を消すのに水を浴びせるように。
勿論この四つだけではなく、対応できる状況は幅広く多岐に渡り、十徳ナイフのようでそれを遥かに超えた、あらゆる状況に効率よく完璧に対応する万能の術式である。
……が、勿論弱点というか、限界は存在する。
まず生み出せる魔術は『人間が扱える魔術』の範疇に収まるり、『圧倒的な力』には対抗出来ない事。
状況に対応した相性の良い魔術も、相性を無視する力の前では飲み込まれるのである。
次に、術者自身がギリギリまで生み出される魔術を把握出来ず、また扱うのが術者自身である事。
この術式はあくまで知恵=魔術を与えるだけで、その扱い方は実際に生み出されなければ分からないし、
術式が勝手に魔術を扱ってくれるわけではない為、『適切な使い方』をしなければならない。
【概要】
魔術結社『叡智の光(L∴S∴)』の首領として位置する小学校高学年程度の少女。
魔法名は『Sophia889』。
所謂『天才少女』であり、小学生低学年にして五ヶ国語を話し、
数学、物理、化学に関する知識で大学教授を圧倒する程であった。
しかしそれは彼女に元々備わっていた『特性』――知恵を与える術式――の片鱗であり、
彼女はただ『本を読むように、頭のなかに浮かんだ言葉を言っていただけ』で、
その内容を全く理解しては居なかったのである。
その後、そんな彼女の『特性』に気付き、目をつけた魔術結社により拉致され、
研究される事になるが、結局のところ『人間の範疇』を超えない知識しか得られず、
また彼女にしか理解できない形でもたらされる知恵に価値はないとされ、処分される所を、
『その状況を何とかしたい』と願った彼女に『叡智ある者の右手』の術式が与えられた。
同日その魔術結社を壊滅させた後、自分の中にある力が「堕天使」の物であると気づいた彼女は、
「堕天使の力」で世界を良くしよう、自分のように使い潰される人間を無くそうと行動を始める。
彼女自身が持つ力で知識だけは豊富に有るため、外見とは不釣り合いの大人びた雰囲気を持つ。
ただし社会経験は殆ど無いため、表に出てこない他人の『悪意』には鈍感。
根が善人なので、ちょっと街を歩くとぼったくりの店員に多く金を取られたり、
裏路地に連れ込まれて口には出せないようなことをされそうになったりする。
人間関係だけは力による知識ではどうにもならないので、それで苦労する事もしばしば。
自分が持つ『使命』を重く認識しており、それを成すために基本的には気丈に振る舞うが、
家族の事を思い出す時や、魔術結社同士での抗争でメンバーが死んだ時などは、部屋に一人篭って泣いている。
【特徴】
金髪碧眼の少女。ゆるくウェーブのかかった髪を、膝ぐらいまで伸ばしている。
普段は白いワンピースを着用しているが、結社としての仕事をする時は金の刺繍がされた黒いローブを着用する。
【台詞】
~のです。 を良く使う。
「私は、私に与えられた力で『何か』をするのです。
この力をただ漫然と扱うだけの装置でいてはいけないのです」
「うう……部下の管理をするのも大変なのです。皆個性が強すぎるのですよ……」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2020年11月22日 12:15