【名前】本名:ヴェリテ=アルトル 
    偽名:黒森黒江(くろもり くろえ) 
【性別】女性
【所属】科学サイド/元魔術サイド
【能力】能力開発:振動停止(デッドロック) レベル3
    魔術:『教会召式』と『無名の聖槍の霊装』及び『使い魔術』
【能力説明】
念動力で干渉することで自身から半径2m以内に対し、
気体、固体、液体中を媒介に伝導する振動エネルギーを停止させる。
30kgf/cm2(重量キログラム毎平方センチメートル)くらいの振動エネルギーを押しとどめる出力を持つ。
ちなみにこの数値は重構造物の倒壊を引き起こす爆風の圧力に相当する。
但し、爆発に伴う衝撃波(空気の振動)は停止できても、爆熱や、
負圧状態(衝撃波によって爆発の外側に空気が押し出されたことで生じる内側の空気の圧力と密度の急激な低下)はどうにもならない。
また何かを媒介に伝導する振動を停止するだけなので、心筋運動のような自ら振動し続けるものも停止できない。

『教会召式』
十字教に広く普及する教えである三位一体を模し、三つの石(教会を作る礎石の一部)を正三角形に配置して境界を構築し、
中心に祭壇を据えて祭壇布を敷き、その上にロザリオを置く。
擬似的な礼拝施設を作り、それを通して世界の力を集め、界力(レイ)に変換する魔術。
「光榮は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々に在れ」
Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto. Sicut erat in principio, et nunc et semper, et in saecula saeculorum.
という光栄賛詞(三位一体を讃える礼拝の祈り)を以て完成する。
いわば教会建築の要素を最小限抽出しただけの簡易設置型の教会であるため、生み出される界力は本物の教会と比較して弱い。
また三つの石の内側の面積が狭ければ狭いほど強く、広ければ広いほど弱くなる。
霊装を使用したり、教会要素をより増やすことで界力を高めたり、魔術的性質を追加変更することができるが、
あくまで簡易設置型である以上、界力が大きすぎたり、要素が多すぎると正常に機能しない。
三位一体を侵すものは罰せられるという教えに基づき、界の内部に存在する不純物(十字教とは異なる術式)は力が小さいものなら吹き飛ばして排除することが可能。
配置している要素の一つでも取り除かれた場合は効力を失う。
これらは教会建築を構成する複合的な魔術要素を熟知し、適切に配置できる者だからこそできる術式である。
※三つの石だけで構築された正三角形だけでも小さな破邪の効果を持ち、こちらはポピュラーに用いられる。
『無名の聖槍の霊装』
聖槍の霊装の先端部。聖槍の槍先に滴る血は神の子の血であり、
呪い浄化、視力回復、肉体修復など数々の聖なる奇跡を生み出したとされる。
ロンギヌスをモデルに各地の教会に収められた聖槍の一つであり、無名である。
一定の霊装としての力を持つほかに、『教会召式』における教会要素としての使い道がある。
『使い魔術』
強制的な隷属ではなく、雛鳥などが持つ刷り込み習性を利用して主人であると強く認識させる術式。
知性のない小動物の方が効力を発揮しやすい。彼ら目や鼻とし、感覚を共有することもできる。
一度行使すると使い魔が死ぬか術者が解除しない限り、効果は継続する。
【概要】
教会建築に携わる名門家の令嬢として育ち、イギリス清教に属していた経歴を持つ。
各地に教会を建築してきたが、異端となる魔術結社にその設計書を漏洩したため、教会側に追われる立場となる。
そこで自分の経歴を記憶もろとも全て抹消し、学園都市に逃亡。偽名たる「黒森黒江」を名乗り、小川原付属中等学校3年として生活している。
経歴(エピソード記憶)は喪失したが、手続き記憶と呼ばれる部分は喪失しておらず、
魔術の知識や技術を有している。持ち前の理解力の高さから、文理ともに優秀な生徒である。
学校内では知識豊富な相談役としての立場やその容姿から人気を得ており、話し相手が多い。入学当初は寡黙な感じだったが、打ち解けている。
能力開発によって魔力精製に制限がついたため、『教会召式』による界力を利用した魔術行使に切り替えた。
但し、その性質上、使用すれば十字教側に位置を特定される恐れがあるため、滅多なことでは使用しない。
彼女の扱う使い魔はカラスが20匹、黒猫が15匹で、それなりに愛し、
世話をしていることから学園都市の賃貸はペット禁止が多いことに憤りを感じている。
売り払った設計書の代金を現金や宝飾品に変えて持ち込んでおり、資産は相当なもので、専属メイドと執事二人を雇っており、
言動はお嬢様そのものだが、天然ゆえにとんでも発言をすることがある。
ヴァイオリン演奏が趣味であり、貴重なストラディヴァリウスを所持する。
【特徴】
見目麗しい金髪ロングツインテールの美少女。容姿は中学生そのもの。物腰は柔らかく、掴み所がない。
イギリス人とのハーフと言う設定だが日本人らしい特徴は無い。記憶が失う前の自分を魔女だと思っており、黒ずくめのドレスを好む。
【台詞】
「光榮は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々に在れ。三位一体なる唯一の愛はこの教会に成就したり。我はalphaであり、omegaである。始まりであり終わりである。我は、乾く者には、いのちの水の泉から、値なしに飲ませたり。」
「魔女といえば、全身黒づくめが基本ですわよね」
「お洋服って“誰かに着せてもらう“ものでしょう?」
「御機嫌よう、余りにも出番が無いのでついつい出てきてしまいましたわ」
「こんな与太話があるのですけれど、聞いてくださる?」
「え、ペットの扱い方? ―――ああ使い魔術のことね。まず、生まれたての子猫なら湯煎した温いミルクを用意するの。そうして主人への警戒心を解きほぐすのよ。それからね―――」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2013年04月30日 12:57