【名前】ディーセント=シュテルンターラー
【性別】女
【所属】魔術/
【能力】『《星の銀貨》シュテルンターラー』の術式
【能力概要】
純粋な良心を持つ貧しい少女が、自分より貧しい者に対し所有物を分け与えていき、
神からのご褒美として星が空から銀貨となって降ってくる、という『《星の銀貨》シュテルンターラー』の童話に基づく、
「分け与えた物を取り戻し、かつご褒美を得る」という魔術効果を発生させる術式。
ゆえに貧者の再現として術者は手持ちの最小限の「衣服」と「食物」だけを所有していることが条件となり、
術者よりも貧しい人間に所有物を付与することで膨大な「銀貨」として対価が還ってくる。
「銀貨」を短剣に変化させることもでき、「悪漢から弱者を助ける行為」も術式の範囲内となる。
「術者」にとって欲しい物≠「銀貨」ではなく、分け与えた物+αの神のご褒美=「銀貨」と解釈されるので、
他者から攻撃や略奪を受けた場合、これを分け与えたものとして適用することで、「銀貨」として取り戻すことができる。
言葉そのままの意味の「銀貨」だけではなく、治癒などの形としても受け取れる。
従って、どんな病気にも罹ることはなく、基本的に寿命(自殺も含む)以外の要因で死なない。
但し、「元々の分」と「ご褒美の分」を持ってしても取り戻せない場合は死ぬ。
つまりで、致命傷程度、条件によっては即死程度のダメージを受けても死なない身体を得ている。
また「持物を捨てる」=「身を軽くする」という魔術効果も発揮し、それほど速度と高度は無いが飛行することも可能。
神の加護であることと「身を軽くする」ことに重きを置く効果であるため、撃墜術式の類は効かない。
術者が貧者でなければ効力を発揮しないので、「銀貨」として得たものを再び貧しい者に分け与える必要がある。
また、この還流した分の「ご褒美」は貯金されており、重ねるたびに分け与える量も対象も増えていく。
この術式は手持ちの所有物のみで貧富を測る関係で「裸の人間」が最も貧しいと解釈される。
モチーフにした童話通り、術者が全てを分け与え裸になるのが一番効果が高いため、けして露出趣味とかではないが、裸になってしまうことが多い。
【概要】
無所属のドイツ系魔術師で、世界各地を行脚している。孤児院出身で本名は別にあるらしい。
現在使う仮名の「ディーセント」とは適正と言う意味で、
「ディーセント・ワーク(人間らしい生活を継続的に営める人間らしい労働条件)」という孤児院長の教えを元に付けられた。
これが彼女の職業的信念に繋がっている。魔法名は《Distribuit112(汝乞わず貧者に分け与えよ)》
年齢は10代前半だが、精神的には大人びている。
用いる童話に相応しい良心の塊のような人間性を持ち、初見の人物に対し全く持って敵意を示さない。
相手側も敵意が削がれるらしく、その人となりのお陰で知人は魔術サイド科学サイド問わず幅広く、
ルッタリテやユマ・ヴェンチェス・バルムブロシオのような相手ともまともに仲良く会話できる数少ない人物である。
恩人扱いを受けることがよくあり、術式を用いなくても大量に恩返しが届くため、裕福になってしまっていて、
自分で開設したネットオークションを通じて売却し、支援金に当てている。
そうした資金は学園都市にも流通しており、元々危険性のある魔術師ではないこともあって、何度か都市内に招かれていたりする。
一定の影響力とその存在意義から科学サイドからも魔術サイドの三大宗教勢力からも好意的に見られている人物。
【特徴】
襤褸切れのような白地の衣服を纏い、裸足にサンダルという着の身着のままを体現した、みすぼらしい格好ではあるものの、容姿は可愛らしく、見た人からは「沼地に咲く睡蓮」と評される。
腰の下まで延びたストレートの長髪は美しい銀。銀貨(星章がデザインされている)で装飾されたカチューシャとブローチを付けている。
銀貨は取り外しができ、最低限の所持金にしている。
自宅には孤児院長からの贈り物として大切にする白いドレスと薄地の水色カーディガンが置いてあり、稀だが着ることがある。
【台詞】
一人称は「私」 二人称「君(同年、年下相手)」、か「あなた(年上相手)」
「全っ然、気にならないよ。格好を気にしてちゃ、この職業は成り立ちませんからね。」
「ほら、そこの君。この銀貨を持って帰りなさい。」
「この国の人風に言うと『雨にも負けず風にも負けず』って感じだね。」
「何せ、私は神様からご褒美を頂く恵まれた身で、そこまで尊敬されるつもりも、その自覚もありません。」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2013年05月22日 17:55