【名前】
リーゼロッテ=ヴェルトミュラー
【性別】女
【所属】魔術
イギリス清教
【魔術】ブックカース(呪術系)
【魔術説明】
神の子の血(葡萄酒)を混ぜた特殊なインクを用い、羽根ペンにより書物の巻末にある奥付に事細かに呪術的意味を込めた文章を重ね書きし、
書物を盗んだり、傷つけたりした犯人に対して制裁を与える呪いを記述する。
「教会所有の書物」であること及び「二つとない書物」またはそれに準じた「希少な書物」であることが前提である。
知識を守るという意味で、いかなる書物とも相性が良いため、魔道書にすら拒絶されることなく書き加えられる。
この呪いは範囲や効果が広く記述することで設定でき、犯人に留まらず周辺まで影響を及ぼすことにあり、直接の死は与えられないが、
苦痛や不幸を願う言葉を重ねることで間接的に死に追い込むことが可能である。
書物を物理的に破壊、ないし距離を離しても効果は途切れることはなく、
この魔術を解く方法は教会に許しを得るか、術者が解除する以外に存在しない。
呪いを受けた人物を探知することで犯人の位置を追跡できる副次的な効果もある。
発動する前に魔術的に記述の発動を阻害することで回避が可能だが、
呪いの発動条件は書記によってアトランダムに設定されるため、どのように阻害するかを解析するだけで徒労に終わる可能性が高い。
逆に言えば教会が、即ち術者たる書記がその書物を手にしてよいと判断した者には一切発動しない。
神の子の血をインクに使い、神の怒りを利用するためか、聖人には効果が無い。
禁書目録のような高度かつ物理的破壊力のある自動攻撃機能は持たなく、物理的防御ができるわけでもないので、あくまで破壊、盗難予防に限るが、
むしろ単純かつ対人に特化した自由度が高い呪術だけに厄介で、書物の知識を防衛する手段として中世から知られている。
代表例
「この本を盗んだ者、あるいは、借りて返さない者、その手を蛇に変え、引き裂いてしまえ。麻痺になり、関わったものは呪われろ。
助けを請う程の痛みで泣き叫び苦しめ。死んでしまうまで、苦しみが続け。本の虫よ、彼が最後の罰を受ける時、その体を食ってしまえ、地獄の炎よ彼を燃やし尽くせ。」
【概要】
教会図書館に勤める書記の少女。愛称はリーゼ。ステイルと同年代。
先代書記の教えの下、書物を異教徒や背教者から守るべく処置を施す術「ブックカース」を学んでおり、漸く一人前と看做された。
禁書目録の存在により教会図書館には比較的安全な書物しか保管されなくなったが、それでも貴重な書物を扱う関係で、
こうした存在が不可欠であった。
危険な戦闘を行う訳でもなく、
必要悪の教会面々とは然程顔見知りでもないが、
教会図書館の書記であることから、読書家やステイルのような文字を扱う魔術師とは相性がいい。
書記としてだけでなく司書として民話、伝承、英雄伝説、童話など物語を下地とする魔術や
ルーンなど文字を下地とする魔術に関するある程度のカンファレンスに応じることができる。
【特徴】
160cmくらいの金髪蒼眼少女。
図書館におけるマスコット的存在だが、他の濃い教会メンバーと違い、これといった特徴を持たない。
【台詞】
「退屈かと問われましても、書物を守るのが使命でありますし。一筋であるのが私の誇りなのです。」
「禁書目録と比べられたらそこまでですが、私の扱うブックカースの強みはそこではないので」
「あんにゃろー、いつも期日までに返却しろっていってんのに!」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2013年06月09日 11:12