【名前】ゲンドリル=アマステラ
【性別】男
【所属】魔法
【能力】『主神の槍(グングニル)』
【能力説明】
北欧神話最強の武器の名を関する霊装。
4m近い長さを持つランス(所謂馬上槍)の形状をしており、
円錐の部分には螺旋を描くように「風」「水」「嵐」等を意味するルーンが刻み込まれている。
本来であれば長い柄に槍頭を装着した形で描かれる事が多いグングニルだが、
主神であるオーディンがスレイプニルという馬に乗ってグングニルを振るっていたこと、
円錐に刻まれた螺旋が「嵐」の象徴となる事から、この霊装ではこのような形状を取っている。
オーディンは最終的には戦争と死の神の座につき、主神となったが、
本来は各地を旅する自由気ままな神、風神、天候神としての格を持っていた。
そもそもオーディンという名前自体が、「激怒する者」に由来し、
これはオーディンの神の原形が「荒れ狂う暴風」の擬人化であった事を示唆している。
(戦争の神であるのも、北欧神話が語り継がれた地域において、
嵐というのが「誰かに引いきられて亡霊が暴れている」という認識だった事に由来する)
以上の事から、オーディンが振るう力の具現とも言えるグングニルには、
天候神としての力が宿っていると解釈して居るのが、この霊装。
刀身に「天候」を纏わせ、それを操作する事が可能になっている。
例えば「雨」を纏わせて水流操作を行ったり、「雪」を纏わせて冷却の効果を付与したり、
「晴れ」として高熱を保持させたり、「風」「嵐」で相手を吹き飛ばしたり、ドリルのように物を削り取ったり出来る。
特に「風」に関してはオーディンの一つの側面でもある為、細かなコントロール、影響範囲の拡大が可能。
本体を守る装甲のように風を纏わせたり、移動手段の補助として用いることも出来る。
なお、グングニルが本来持っている様々な能力は、「オーディンの力の片鱗」という解釈に収まっている。
なお、複数ある天候の中でも「雷」だけは扱うことが出来ない。
何故なら、雷神としての役割は完全にトールに移ってしまい、オーディンには残っていないと考えられるからだ。
【概要】
イギリス清教傘下の孤児院から抜けだした「四人の子供達」の一人。最年少。
四人の中ではある意味一番「普通」の魔術師。
高い素質こそあれ、奇抜な発想のない、堅実な術を編み出している。
それは彼が作った霊装にも現れており、理論こそ多少ややこしい事を言っているように見えるが、
結局は「北欧神話最強の霊装」として既に手垢のつきまくった「グングニル」を、
特にマイナーでもないメジャーな解釈でもって霊装に押し込めているだけである。
知識欲が大きく、孤児院を抜けだしたのは、「世界をこの目で見てみたいから」という事に由来する。
オーディンが世界中を旅して様々な知識を得たように、
彼も今、風の様に世界中を旅しながら、様々な魔術の知識を学んでいる所である。
現在は日本に居て、
神道系魔術について色々と学んでいる最中。
魔術サイドの人間の為、今の所学園都市には興味が無い。
性格は温厚で、物静か。一人で本を読んでいるのが似合っている。
ただ、時々他人に理解できない突飛な行動を取ることがある。
特に「何かを知りたい時」の彼の行動は、誰にも予測出来ない。
【特徴】
中学生程度の金髪碧眼少年。
白いワイシャツに、サスペンダー付きの半ズボンという格好。
【台詞】
「王道。結局の所王道が最高なんですよ。特に僕みたいに平々凡々な魔術師としては。
逸話を無理矢理変な解釈をして、ちょっとおかしな能力を得ても、大した事ないですから」
「オーディンが天候神というのは誰もが知りうる所……。
僕の霊装はグングニルというものはオーディンの力の発露、と捉えていますから。
この霊装は天候を宿し、それを操作するという代物です」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年07月04日 00:12