【名前】照本 日姫(てるもと ひめ)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】『八咫鏡』
【能力説明】
太陽神である天照大神に対応すると言われる、三種の神器『八咫鏡』を再現する
神道系魔術。
霊装ではなく、既存の鏡を媒体として発動する魔術である。
引用する逸話は極めて単純な物で、天照大神が天岩戸に隠れた際、
八咫鏡に映った自分の姿に興味を惹かれて外に出て来たこと、
また天孫降臨の際に八咫鏡を天照大神自身だと思えと言われた事に由来。
鏡やそれに準ずる反射の性質を持つものを『八咫鏡』に対応させ、
太陽光線――つまりはレーザーを発射する魔術である。
当然ではあるが「鏡」としての性質が優れているほど光は強く、
薄汚れた鏡や安物の鏡では目眩まし程度の効果しか持たない。
逆に光学機器等に用いられる高い反射率を誇る鏡等は強力なレーザーになる事もある。
学園都市製の高反射率の鏡を利用し、高出力のレーザーを操るのが戦闘スタイル。
ただしレーザーは純粋な光学レーザーではなく、
魔術によって「太陽」「天照大神」の属性を付与されている為、そこを突かれると脆い。
特に「天照大神が篭って世界から光が消えた」といわれる天岩戸の逸話から、岩石系の魔術との相性は最悪。
水属性のイケイケのヤンキーも苦手。
【概要】
孤児院から抜け出た「四人の子供達」の内、学園都市に潜入している一人。15歳。
幼い頃より科学技術と魔術の融合を目論んでおり、彼女はそれを「人類を導く新たな光」と考えている。
神話から中世にかけて魔術によって神や権力者が人を導き、その後に科学技術が人の文明を繁栄させたように、
魔術と科学の融合こそが新たなる時代の幕開けであると信じているのだ。
孤児院に、ひいては
魔術サイドという枠組みに収まっていては目的を達成できないと感じた彼女は、
仲の良かった他の三人に脱走を持ちかけ、協力してそれに成功。
そのまま学園都市に潜り込み、現在は暗部で「光学操作」と能力を偽り、傭兵仕事をしている。
彼女の目的は自分の魔術を更に強化する「鏡」を科学技術によって作り上げる事と、
光コンピュータ技術やホログラフィー技術、レーザー工学等に代表される、「次世代の光技術」を取り込む事。
そして、全世界にそれを公表し、新たな技術革新を引き起こす事にある。
自分の考えが
科学サイド、魔術サイド両方にとって非常に危険な物であり、
僅かでも公になれば全力で叩き潰される事は認識している為、その研究の発展はかなりスローペース。
「レーザー加工された魔法陣入りクリスタルガラス」等、研究成果もあるが、使用には至っていない。
共に脱走した三人は今でも彼女の友人だが、自分の目的を打ち明けた時にどういう反応をするのか、
彼女自身も確信が持てず、悩んだまま今でも何も言い出せずに居る。
一応「『条約』スレスレのラインを通っている」と言うことは認識しているようだ。
【特徴】
黒髪黒目。髪の毛はかなり長く、腰まで届くほどで、結んで一本に纏めている。
赤いズボンに白い袖広のブラウスを着用し、「巫女風現代ファッション」と言える格好。
15歳にしては身長は高く、胸も大きい方。
【台詞】
「この世界は今、すごい勢いで歪んでる。異様なほど急速に発展した科学技術。旧態然として残る魔術勢力。
お互いの力がぶつかり合って、とんでもない歪みが生み出されようとしている。
それじゃあ駄目なんだよ。混ざり合わないと駄目なんだ。私はそう思ってる」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年07月04日 00:13