【名前】アニル=カルティケヤ
【性別】男
【所属】魔術/『七曜の星
【能力】アグニの杖
【能力説明】
インド神話の神アグニをモチーフとした杖状の霊装。
基本的にアグニは火の神であるが、火に関する様々な特性を持ち、火のあらゆる属性の神格化であるが、特に儀式に於ける祭火として重視される。

エーテル(第五物質)の象徴武器たる『蓮の杖』と酷似しているが、魔力を通すと花弁が開き、そこから赤い炎の飾りに包まれた金で出来た球体が現れる。
伝承通り炎を操るが杖の振り方によって炎の効果が変化するという特性を持つ。
『天上にあっては太陽』という伝承から杖を天に掲げる事で爆炎を全方位に放つ。
『中空にあっては稲妻』という伝承から杖を前方に向ける事でその方向に雷撃を矢の如く発射する。
『地にあっては祭火』という伝承から杖を地に着ける事で、その箇所に炎を灯す。この炎は祭火として様々な効果を持つはずなのだが、今のアニルの技量ではこれが限界。

しかし、アニルが一番最重要視しているのは上の三つの機能ではなく、『人間や動物の体内にあっては食物の消化作用として存在し、栄養を全身に行き渡らせて健康をもたらす』との伝承を利用した炎による調理。
この炎で焼かれた食材は美味であり、また傷や疲労もある程度回復する。

つまり戦術的に使える霊装を料理の際に一番使用しているという事である。
【概要】
10代後半のインド人の青年。性格は穏やか、温厚な草食系。
『七曜の星』の『アリオト』の名を持つ幹部であり、同時に料理長でもある。非常の際は戦闘員として動くことも。
海底鉱脈探索事業や、魔術結社の仕事で疲れた人員に料理をふるまう事が彼の仕事。
料理に拘りがあるのか、お残し等の料理を侮辱する行為に厳しく、その時だけは普段の彼からは考えられないような物騒な発言と行動が出る。
よくて包丁飛ばし、マジ切れすると『アグニの杖』を容赦なく使う。
昔はカレーばかり出したり、家電に頼らず『アグニの杖』による炎を使った丸焼き一択の頃もあった。
しかしボスによる抗議(物理)でカレー以外の料理も出すようなったり、学園都市製の家電も手足の様に扱っている。ちなみに金曜日だけは必ずカレーである。
最近では北極で採れる魚や動物をどう調理するかなど、魔術からどんどん道に外れているような気がしている。
アウトドア料理の際は鬱憤を晴らすかのようにアグニの杖を使う。

故郷では貧しい身分と家で、一家で成りあがる為に密かに魔術を学んでおり、『アグニの杖』は家族の忘れ形見。
しかしそれを周囲は許さず、襲撃にあい自分以外は殺される。
命からがら逃げていたところをドロミーティに助けられ、『七曜の星』に入団した。

その胸に秘めているのは『身分のない平等な世界』、引いては『それにつながるであろう文明や技術と言ったオーバーテクノロジー』。
その為にもし必要であるならばこの世界を滅亡や、その一歩手前にしても構わないと考えているが、そう考えるたびに自分を救ってくれたボスの恩とで板挟みになる。
【特徴】
黒髪褐色肌で、老け顔と顎に生やしたちょび髭のおかげで10代ではありえないであろう父性を放っている。
服装は深紅色のコック服に、黄色の布を巻いている。
【台詞】
「北極海周遊ツアーの料理に、今日のメンバーの晩御飯。さぁ僕たちにサボりは許されないよ。一同馬車馬のように働こうじゃないか。」
「ディアンドル。今日の夕飯は北極で取れたカニを使ったトマトソーススパゲティです。あと、明日は金曜なのでカレーです。」
「お残しは許さないよ?もし食べ物を粗末に扱ったら…………ショ・ク・ザ・イ・カ・ク・テ・イ・ネ。」
「さて、余りガラじゃないけど、たまには慣れないこともイイかな?焼き尽くせ、『アグニの杖』!!」
「だれもが当たり前に笑える世界を夢見て、北極まで『手段』を求めた。でも、もしそれを成す為に人類の繁栄に一度終止符を打たねばならないのなら……ああ、ダメだ。こういう考えをすると、覚悟が鈍る。
だって、ディアンドル。貴方はあの地獄から僕を救ってくれたんですから。」
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最終更新:2013年08月01日 07:52