【名前】エヴァンジェリン=シェリダン
【性別】男性
【所属】一般人/魔術サイド
【能力】
十字教宗派系・北欧系などのヨーロッパ一帯の魔術に造詣が深く、この分野においては魔術師顔負けの知識を持っている。
また、鋭い観察眼を持ち、服装や仕草、癖や言葉遣いなどから人物の経歴や職業や出身を一目で見抜くことができる。
魔術的知識と持ち前の観察眼・推理力と併せることにより、現場の痕跡などの様々な手掛かりを元に、魔術の解析・逆探知を可能とする。
ただしこれは十字教宗派系魔術・北欧系魔術に限っての話で、他地域のものは丸っきり専門外とのこと。
十字教と神話体系が似ている近隣地域の宗教がベースとなっているものなら何とかならなくもないが、東洋の方面になるとお手上げ状態らしい。
霊装や術式の「隙」を導き出ことによって魔術の制御を奪うという「強制詠唱(スペルインターセプト)」の劣化版のようなこともできるっちゃできる。
が、その場合には膨大な量の「手掛かり」、さらに勘と運が必要となってくる。
成功率や精度は禁書目録のそれには及ぶべくもない。
成功したとしても軌道をわずかにずらしたり威力を減退させるのがやっと、運が良くて暴走を誘発できるというレベルで、エヴァンジェリン自身「攻撃手段としてはほとんど信用できない」と評している。
魔術とは「才能の無い人間がそれでも才能ある人間と対等になる為の技術」、つまり何の知識も持たない素人でも行使することができるものであり、もちろんエヴァンジェリンも魔術を使うことができる。
しかし何か彼なりの信念があるのか、いざという時以外は滅多に魔術を使うことはない。
代わりとしてフェンシングを習得しており、護身用として小型化できるように改造したレイピアを携帯している。幼少期から習っていたため、腕はそれなり。
【概要】
ロンドンのベーカー街で私立探偵を営む男。
実は貴族の三男坊で、地方にある実家に帰ればかなりのお坊ちゃん。
言葉遣いは粗雑なものの、ちょっとした仕草や作法に品があり、人並み以上の教養も備えている。
表向きは一般人として生活しているが、「血筋」の関係で魔術サイドとの関わりを持つ。
魔術ついて深く堪能しており、魔術師顔負けの知識を持っている。
しかし、あくまで本職は「探偵」とのことで、「魔術師」を名乗る気はさらさら無いらしい。
探偵と言えどその実態は世間一般のイメージとはかけ離れており、警察と連携するわけでもなければ、密室殺人事件を解決するわけでもない。
主な仕事は浮気調査に素行調査、行方不明者や迷子になったペットの捜索など、地味極まりないものばかりである。
目立たない格好で尾行をしたり、深夜に屋外で張り込みをしたりと、地道な調査活動を積み重ねる毎日。
そんな中、「必要悪の教会」から魔術絡みの依頼が持ち込まれてくることがたまにある。
……のだが「依頼」とは名ばかりで、どっかのジーンズ店の店主よろしく強制的に仕事を手伝わされているようなものだとか。
きちんと相応の報酬を分捕ってはいるらしいが、何か釈然としないらしい。
一歩間違えればあの世逝きというレベルで危険な目に合うことも少なくなく(エヴァンジェリン曰く「もう何度か死にかけている」)、もはや探偵の域を越えたハードワークに勤しんでいる。
かの名探偵のように自室のソファーに座り込んでゆっくり推理したいところだが、今までそんな余裕があった試しがなく、追っ手から逃れるために全力疾走していたり身を潜ませていたり、そういった危機的状況の中で死に物狂いに頭をフル回転させることがほとんどである。
彼自身、追い込まれれば追い込まれるほど能力を発揮するタイプらしく、ギリギリのところでタネを解き明かして起死回生するというパターンがお決まりになっている。
趣味は読書とチェスで、閑古鳥が鳴いているときにはよく一人チェスをしている。
ちなみに名前が女っぽいのが悩みらしい。
魔女一族の末裔である、とあるロンドン警視庁(スコットランドヤード)の若手警官とは親しい友人の仲。
「必要悪の教会」にも多少は顔が利き、「依頼」で関わった魔術師たちとは知り合い程度の面識を持っている。
また、年下の婚約者がいるようだが、諸事情により直接顔を合わせることは少ない。
【特徴】
二十歳くらいの若い男。金髪碧眼、身長の割に細身。
見る人が見ればそうとわかる、「貴族」の顔立ちをしている。
落ち着いた色合いの品の良い格好を好む。
服装に関して隠れたこだわりを持っており、実は王室御用達ブランドの品を取りそろえているらしい。
【台詞】人称は「俺」「お前、あんた」「彼、彼女、あいつ、そいつ」など。他人を冗談めかして「~さん」と呼ぶ癖がある。
「言ったろ? 俺は魔術師じゃなくて探偵だ。魔術は使わねぇよ」
「……わぁーったよお得意(ネセサリウス)さん。引き受けてやるからその物騒なモンを下ろしてくれ」
「ふむ、使われてるルーン文字は三十三文字の英国式(アングロサクソンフサルク)で大方間違いねぇな。ま、引用元の解釈(アレンジ)の仕方はどことなく北欧っぽい気もしなくはねぇが、さすがにそれは深読みしすぎか……つーかさぁ、そこの魔術師(せんもんか)さん。俺に丸投げしてねぇであんたも一緒に考えてくれよ」
「よお新米警察官(レストレード)さん、元気? こっちは一仕事終えたところだよ。とりあえずパトカーでこのお嬢さんをエスコートしてやってくれ」
【SS使用条件】
ご自由に

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年08月14日 02:53