【名前】土木 八重(つちき やえ)
【性別】女
【所属】魔術・八鬼村

日本の魔術系統の中には、神道、仏教、十字教のような、
『多くの人間に支持される基盤』を外れた、『小さな地域で完結している基盤』が存在する。
それは言ってしまえば『魔術のガラパゴス』化。
他地域との交流を無くし、小さな村社会で『宗教』を成立させ、そこから『小さな魔術基盤』が発展したのである。
八鬼村もそんな『小さな魔術基盤』を有する、山中にある小さな村。『八匹の鬼』を本尊に掲げる閉鎖的な村である。
元々は
大木(おおき)、火木(ほのき)、黒木(くろき)、折木(おりき)
若木(わかぎ)、土木(つちき)、鳴木(なるき)、伏木(ふせき)
の八つの家が平等な権力を保有していたが、
今では三家が廃れ、大木、黒木、土木、鳴木、伏木の五家が主流。
血族のほぼ全てが先天的、後天的な魔術師である。

【能力】「土雷」

【能力説明】
雷と土には密接な関係があると考えられてきた。
天から落ちる雷は、土に吸い込まれて消えるからだ。

雷と土の結びつきを利用した魔術。

右手から放出される雷は、土、地面、床を分解し、引きつける。
それをそのまま操作する事も出来れば、集めて大きな盾のようにすることも可能。
科学的に言えば『磁力で地中の鉄分を操作し、土を自在に操作しているように見せている』とでも言えるが、
実際には鉄が含まれていなくても操作できるし、地面や床であればアスファルトやコンクリート、木製でもお構いなし。
信仰する『鬼』の特性上、右手からしか放出出来ず、必然的に攻め、守りもそちらに偏重してしまうのが欠点。

【概要】
八鬼村・八家の一つ、土木家の長女。
土木家は戦闘を主とする役割を持ち、彼女もその例に漏れない。
表向き、村を支配する『老人』たちに付き従うふりを見せているが、
出来るならばさっさと村を抜け出し、自由を得たいと思っている。
とはいえ、その考えは村においては異端であり、それを理解しても居るので、表には出さない。
村の中では『比較的まともな感性』の持ち主だが、殺人等に対する忌避感は皆無。
【特徴】
黒いワンピースを着た細身の女性。膝辺りまで髪の毛を伸ばしている。
右手の甲に『蛇』が描かれているが、普段は手袋で隠されている。
【台詞】
「この村からは早く立ち去ることをお勧めするわ……面白い場所でもないわよ」
「この村は古い風習と『鬼』に囚われた哀れな村よ。ただ廃れ滅び行くのを必死に抑え込んでいるだけ……」


分かる人にはすぐ分かる。8柱の雷神が元ネタです。

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最終更新:2011年09月19日 03:51