【名前】槻群玲華(つきむら れいか)
【性別】女
【所属】科学
【能力】燐界操作(フォスフォラス) レベル4
【能力説明】
リン同素体やリン化合物を含め、あらゆる『リン』を自在に操ることができる。
細胞に不可欠な構成要素であるリン酸化合物の合成阻害と濃度調節により、間接的に対象を死に至らしめることが可能。
化学兵器として用いられる白リン弾や赤リン発煙弾等の発火時間や反応性の調節も可能だが、その効果の著しい増減はできない。
空気中に存在し、物体の表面に付着していたり、纏まって存在していたりするリンへの干渉範囲は自身からおよそ半径140mが限界。
自他を含む体内に存在するリンへの干渉は体表面の細胞のみならば20m以下。最短で80秒間能力を行使し続けなければ対象は死に至らない。
死亡時刻の大まかな調節は可能。体内全てのリンに干渉することは演算量の問題もあり、現状不可能。観測可能範囲はおよそ150m。
白リン弾や赤リン発煙弾等の化学兵器を一から生成することはできないが、知識としてその仕組みは一応理解している。
またリン酸化合物の合成阻害では電子制御系の高位能力者であっても、自身の体内に干渉できる者でなければまず助からない。
有事の際に槻群は独自に調合したベーキングパウダーを用いた戦闘スタイルをとり、圧縮して制御することにより、
絹旗の窒素装甲(オフェンスアーマー)には及ばないものの、それなりの防御態勢を構築することができる。
例えば軽機関散弾銃の威力だと15m以上の距離からならば楽々と受け止められるが、5m以下で撃たれると3発以上は持たない。
またこの場合の操作範囲は槻群自身から半径0.4m以下。事前に知覚できない攻撃は態勢を整えていないと防げない。
他には対象を窒息させるために使用することもあるが、誤って本人すら巻き込む恐れがあるため闘い方としては好みではない。
【概要】
長点上機学園の2年生。学園都市の過去について独自の研究を進めている学生。
同学園に入学する以前はアメリカの大学に通っており、学園都市には一流の研究者として招致された。
しかし学園都市の数世紀進んだ科学技術を一から学びたいと考え、敢えて長点上機学園に入学する。
入学自体は想像以上に難しいことでは無く、当初は学生の質の悪さを見て落胆しかけていたが、
あらゆる面で自らを遥かに凌ぐ学生や研究者と出逢うことで初めて挫折感を味わうことになる。
それまでは友人や教授、実の親でさえ自分という高度な知的生命体を育むための必須栄養素と認識していた。
そんな彼女には、この時自分より遥かに優秀な学生や研究者を保有する学園都市が気味の悪いものに思えたのかもしれない。
これ以後は自身の研究を一時休止し、一人の学生として学園都市の実態を調査することに専念する。
プライドが高く、学園都市に住んでいる学生を自分よりも下等な実験動物であると思い込んでいる。
実際に彼女の専攻する精神物理学の観点から見て、学生の殆どが変性意識状態にあるためにこの考えを改めようとしない。
しかし同時にここまで知的水準を引き上げた学園都市の教育態勢と極めて高度な科学技術には素直に感嘆している。
上記の性格が表に出たせいでアメリカでは随分苦労したらしく、現在はペットを扱うが如く適度に愛想よく振る舞っている。
逆に自分自身の能力を誇張することは少なく、自身の研究分野とは全く正反対であるためか必要以上の知識は得ようとしない。
誰かに能力の性質や強度を決められているような得体の知れない違和感もあり、極力使わないようにしている。
特筆すべきは彼女の異常なまでのカリスマ性であり、有能な「ペット」を介した人的ネットワークを構築しつつある。
しかし今のところ実地調査で得られた情報は少なく、仮説から導いた推論を元にまた新たな仮説を立てる日々が続いている。
具体的には『自分だけの現実』という概念の成立時期と超能力者『一方通行』の誕生前の為人についてはある程度分かってきたが、
学園都市における学生の演算能力が外の学生のそれと一線を画す理由や学園都市の誕生経緯など、分かっていないことの方が多い。
【特徴】
身長169㎝,体重50㎏。黒髪で外ハネ短髪。飽食の割には華奢な体。意外と持久力がある。また視力と聴力は抜群に良い。
胸はBカップ。あまり大きくない胸を少しは気にしており、ムサシノ牛乳ではなく普通の豆乳で頑張っている。
茶色の紙包みを片腕に抱えて歩く姿が街中でよく目撃される。中身は大量の餡パンであり、歩きながら食べることもしばしば。
有事に備えてベーキングパウダーの入った袋を数袋隠し持っているが、白い粉ということで風紀委員に捕まるケースもある。
【台詞】
「そうか、やはりAIMだったのか。だがしかし、これで謎がまた一つ生まれたことになる」
「つまり私は希少なわけよ!………オイ、そこの青い髪のアンタ。ちょっと校舎裏まで来てもらおうか」
「ペットは命令以上のことをしない筈だよ?ねぇ、此処でも私を危険に晒すつもり?」
「
木原一族か。まるでマッドサイエンティストのバーゲンセールだな。彼らの知能と探究心は認めざるを得ないようね」
「何処の支部の風紀委員?これでどれだけの子供達が助かってきたかなんて知らないでしょ?」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年10月31日 18:08