【名前】ニコ=オハンロン
【性別】女
【所属】魔術
【能力】黒いサンタクロース(クネヒトループレヒト)
【能力説明】
ドイツの辺りでたびたび目撃されている人物で、良い子にしている家にはプレゼントを届けてくれる普通のサンタクロースがやってくるが、
悪い子の家には全身漆黒の装束に身を包んだ、不気味な黒いサンタクロースがやってくるらしい。
彼らは悪い子を大きな袋に詰めると、どこへともなく消えてしまうのだ。その後、悪い子がどうなったかは誰も知らない。

……という、悪い子供を戒めるためにドイツ近辺の母親達が広めた伝承、もとい怪談話を基にした魔術。
魔術師自身を『サンタクロース』に見立て、その傍らにサンタクロースの原型となった聖ニコラウスの従者『クネヒトループレヒト』の幻影を顕現させる。
術者の意のままに動き、術者が『悪い子』と定めた対象を棒で鞭打ち、大きな灰袋の中に吸い込んでしまう。吸い込まれた者は術者が予め指定していた座標に強制的に空間転移される。
伝承で出現時期が限定されている都合上、十二月二四日(クリスマス・イヴ)の日没から十二月二五日(クリスマス)の夜明けまでしか発動出来ない。
【概要】
『黒いサンタクロース』の異名で囁かれるフリーランスの魔術師。年齢不詳だが、外見は八歳くらいなので頻繁に職質・補導されるらしい。
活動期間が限定的すぎて、魔術サイドにおいても一種の都市伝説と化している『でんせつのまじゅつし』。伝説になるくらいには年季があるという事。
世界各地を転々としており、愛らしい容姿を最大限に活かしてお金持ちのオジサマに取り入り日々の暮らしには全く不自由していない。
ここ数年はイギリスに留まっており、ロンドンのカフェ『ティル・ナ・ノーグ』に入り浸っている。勿論彼女が『黒いサンタクロース』である事は誰にも知られていない。
毎年クリスマス・イヴの夜、『悪い子』の前に何処からともなく現れ、その罪に応じた罰を与えた上で虚空に消し去っていくという。
その目的も、正体も、今となってはもう誰にも分からない。彼女自身、どうでもいいらしい。でも止まる理由もないから、きっと今年も来年も、『黒いサンタクロース』は現れるだろうとの事。
【特徴】
金髪碧眼の八歳くらいの幼女(※年齢不詳)。胸はぺったんこだが老若男女を問わず愛される容姿をしており、その魅力を活かす手管を知り尽くしている。
ワンピース型のサンタコスは裾が着脱式になっており、気分に応じてミニスカートにする事が可能。
『クネヒトループレヒト』の幻影はぼろ布のような漆黒の装束を纏った醜悪な老人の姿で、『悪い子』を鞭打つ為の棒と大きな灰袋を提げ全身が幽霊のように半透明。
【台詞】
「ねぇオジサマぁ、ニコ帰るおうちがないの。ひとばんだけで良いの、ニコのパパになってくれない? 寒いよ、パパぁ……」
「クワトロベンティーエクストラコーヒーバニラキャラメルへーゼルナッツアーモンドエキストラホイップアドチップウィズチョコレートソースウィズキャラメルソースアップルクランブルフラペチーノ。……おいてない? じゃあエスプレッソひとつ」
「聖ニコラウスの従者さん。大きな袋をくださいな。言い付けを守らない『悪い子』を詰め込むための、地獄の深淵よりも奥深い大きな大きな灰袋を」
【SS使用条件】
メリー・クリスマス

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最終更新:2013年12月26日 19:46