【名前】シャーデンフロイデ
【性別】女
【所属】
魔術サイド/無所属
【能力】愛の神『エロース/クピードー』の伝承を元にした感情操作の術式を扱う。
【能力説明】
ギリシア神話の恋心と性愛の神『エロース』、もしくはローマ神話の愛の神『クピードー』をモチーフとした術式。
『エロース/クピードー』は弓矢で撃った人間の心を操るとされており、黄金で出来た矢に射られた者は愛情にとりつかれ、鉛で出来た矢に射られた者は憎悪を抱くようになるという。
この伝承を「矢が当たった対象に、矢を構成する金属の種類に応じた感情を与える」と解釈することで、対象の感情を操作する効果を付与している。
殺傷力を最低まで抑えたクロスボウを用い、対象に向けて矢を撃つことで術式が発動する。
感情の対象となる者/物は任意に設定できる。
「好感」と「喜び」と「恐怖」で服従を促したりと、数種類の矢を撃つことによってさらに複雑な感情を再現することも可能だという。
術式『キューピットの遊戯』に用いる霊装で、その名の通り矢の形状をしている。
「魔力が循環している状態でこの霊装に触れた者に、それぞれ対応した感情を与える」という効果を持つ。
それぞれ「金=好感」「鉛=嫌悪」「銀=不安」「鉄=恐怖」「銅=悲しみ」「亜鉛=嫉妬」「白金=喜び」、というように対応させている。
コスト削減のためにメッキ加工となっているため若干威力が減衰し、感情付与の効果は一〇分~一五分で自然消滅してしまう。
【概要】
ヨーロッパを中心に活動するフリーランスの魔術師。一二歳くらいのドイツ人少女。
フリーの雇われ魔術師として商売をしている。
主に小規模な魔術結社などに雇われることが多いが、金さえ積まれればどんな勢力でも構わずついていく節操無し。
感情操作の術式を用いた心理攻撃を得意とし、直接表に顔を出さずに陰から他人を操るという戦法を取る。
組織の重役を洗脳することで内部崩壊を誘発させるなどといった芸当も可能だという。
キューピッドを彷彿とさせる愛らしい外見とは裏腹に相当な悪女で、その名が示す通り他人の不幸を見て暗い喜びに浸るようなねじ曲がった性格の持ち主。
気紛れに恋人を破局させてみたり、敵対者の愛する人間を洗脳して人質にとったり、適当に居合わせた一般人を利用して都合のいい『下僕』を作っては使い捨てにするなど、人の尊厳を弄ぶような非道な行いを日常的に繰り返しており、しかもそのことについて微塵の罪悪感すら感じない外道。
その性質上多くの人間を敵に回しているが、協力関係にある魔術結社や組織を利用してうまく立ち回り、手出しができない状況を作り出している。
【特徴】
愛らしいキューピットを思わせる金髪碧眼の少女。
愛嬌のある顔立ちで、肩上までの金髪の巻き毛に、本当に輝きを放っているかのような瞳。
下部がレース素材のフレアスカートになっている白いワンピース、その上から白いニットを着用し、白いニーソ、白いファー付きのブーツを履いている。
【台詞】人をおちょくるような小悪魔っぽい口調。口癖は「~しちゃって」。人称は「シャーデンフロイデちゃん」、「あなた」「あの人」。
「シャーデンフロイデちゃんの手にかかっちゃえばこの通り、ロミオとジュリエット並みに愛し合っていた恋人もたったの三秒で破局に追いやっちゃうことができるのでーす!!」
「あれれぇー? そんなこと言っちゃってもいいのかなっ? あなたの奥さんと可愛い愛娘のステイシーちゃんの命はこのシャーデンフロイデちゃんが握っちゃってるってこと、まさか忘れちゃってないよねぇ?」
「残念だったね、いまさら気付いちゃってももう遅い。この組織はとっくに腐敗しきってる。このシャーデンフロイデちゃんがたっぷり二ヶ月もかけて『内部崩壊』に導いちゃってたんだし、この先どうやったって立て直すことはできないよ」
「他人の不幸は蜜の味、ってねー☆」
【SS使用条件】
ご自由に。
最終更新:2013年12月28日 15:31