【名前】ジゼル=アクセルロッド
【性別】女
【所属】魔術
【能力】破城の槌(トールハンマー)
【能力説明】
『アースガルドを築いた巨人を一撃で打ち砕き倒した』という伝承を描いた刻画石碑(北欧神話の事象を主に絵で記述した石碑)を着用している黒のマント(裏側)に転写し、その知識を得る。それでもって破城の槌(トールハンマー)を使用する。刻画石碑の所有者に認められる代償として心臓を捧げている。

破城の槌(トールハンマー)は必要に応じて浮遊する機能を持つ二メートル強もの長さをもつ鋼鉄の杭を十二本集束させた弾頭(クラスターミサイル)のような霊装であり、『雷神』のルーンが刻まれている。
槌でありながら槍(ミサイル)に近い形状になったのはミョルニルの「投擲武器」という性質に特化して抜き出したためであり、これで槌の柄が短い(バランスが悪い)という欠点を克服し、射程と速度を向上させた一方で「打撃武器」という性質が損なわれ、出力は下がっている。
これを使用する際には集束が外れ、それぞれが音速で飛翔してアンカーボルトのように地面へ円形に打ち込まれることで地電流(地球の地殻内部、マントルで観測される地磁気の変動に伴う電磁誘導で生じる電気の流れ)を中心に集め、それに伴う局所的な地震と一億ボルトの雷撃、衝撃波を発生させる。その名に違わぬ破壊力となる。
600メートルの射程を持ち、射出時と同じ速度で引き戻すことが可能で一度目の攻撃から二度目の攻撃までに最短10秒程度で済む。
右腕を義手に交換して機械的な力の補助を加えることで「トールハンマーはか弱い女性には使えない」という制約をクリアした。
また義手を構成する「掴む」パーツに鉄の手套(ヤールングレイプル)、「力の増強」パーツに力の帯(メギンギョルズ)の機能を基づいて組み込み、調整することで一まとめにした複合霊装として作成し、破城の槌を遠隔制御するために魔力回線で接続する。
これでも出力、射程、速度全てにおいて伝承本来の力を完全には引き出せておらず、義手で制御しきれる性能限度を超えられない。
【概要】
学園都市に侵入し、暗部の一員として活動する魔術師。外部組織『拳法体操式波動力創造学会』から軍事利用のために大能力者を誘拐するよう依頼を受けている。
都市に侵入する手段として外部組織の力を借りているだけで、彼女自身は別に「学園都市を内部から破壊するキーを得て世界に漏洩させることで科学サイドを揺るがし、その間隙を付いて利を得よう」という目論見を持っており、外部組織とは完全な利己的関係で結びついている。
暗部としては能力開発実験に関係する研究所などを渡り歩き、実験協力を行う傍らで外部組織向けの誘拐予定リストを作りながら本命を探している。
これまで香港で活動していたが、無名に等しく、必要悪の教会も把握していないような弱小魔術結社出身。猜疑心が強く、善悪に関係なく目的のためには容赦ない手段を取る。
魔術への絶対的な自信を持っている上に元から能力者を蔑視していたが、研究所を回るうちに能力者の扱いがただの実験動物であると知るとよりその傾向が強くなる。
根城は外部組織が用意したダミー協会が運営する総合格闘技専用ジム『闘士の渦』で、第十七学区繁華街の雑居ビル地下に入居。一応彼女はそこの拳法使いとして選手登録している。
【特徴】
国籍上はイギリス人、東洋人的で端整な顔を持つ華奢な少女。肩甲骨の下付近まで伸びる黒髪、肌は驚くほど白い。
マントの裏側に記述された知識に肌で直に触れることに魔術的な意味を込めているため、黒のマントの下はシルク製のオープンショーツと胸当てで慰め程度に隠しているだけで、殆ど何も着ていない。両足(裸足)にアンクレットを付けている。
魔道書の糧とするために自身の心臓を捧げたことで代わりに人工心臓を移植していたが、
自身の魔術との干渉による故障リスクを改善するため、暗部入りの際に強力な電磁シールド機能を持つ学園都市技術製の物に置き換わっている。
この新たな人工心臓は学園都市上層部の意向によって強制停止させられる楔としての仕掛けを持っている。
彼女自身は外部組織の手引きで施術を受けられたとしか認識していない。
また右腕の義手は学園技術製であることに加え、霊装として機能するよう調整してされていることから、科学と魔術の融合について多少の先見性を持っているようである。
【台詞】
「ひゃははははははははは、やべえ、いいぞいいぞ、その情けない顔マジ面白すぎるじゃない。 ほら、もっとよく私に見せてよ。」
「あーんなゴミ組織の依頼なんかどうでもいいのよ。本命さえ見つかれば後は野となれ山となれってヤツ。」
「はあ? そんな凛々しくポーズなんか決めちゃって、まるで主人公のようじゃない!! でもな、お前に似合うのは最高に無様なバッドエンドよねええええ!!」
「これが私の限界だと? 勝手に人の実力測っていい気になってんじゃねぇえええぞ、能力者(モルモット)ッ!」
【SS使用条件】
なし

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最終更新:2014年01月05日 22:34