【名前】ディーシル
【性別】女
【所属】魔術
【能力】冬至の生贄(ミッドヴィンテルブロット)・雪の女王
【能力説明】
北欧に伝わる守護者フィルギャを使い魔として操る術式。主神の腕輪(ドラウプニル)によって滴らせた黄金によって術者と同じ「重さ」を与え、波長を整えることにより、この世に顕現させる。
人間の魂(生命力)を全て消費して精製するため、一体につき一人の犠牲を支払う必要がある。姿形は生贄となった人間の精神が強く反映され、それぞれが半自律的に行動する。
ただ、ドラウプニルの「九夜に一度、八つの黄金の腕輪を滴らせる」という性質から、すぐに増やせるものではない。また一体として同じものは存在しないので魂を選別する必要がある。
一体一体で魔術師としてのそれなりの戦力となる。
死者の国(トゥオネラ)と行き来できるとされた白鳥の羽根ペンで記述した『トゥオネラの書』を使用する。黄金を金具にしてルーン文字が散りばめられた豪華な装丁がなされている。
北欧神話にまつわる『冬至の生贄』とサーミ人の自然信仰(フィンランド神話)を下地とした独自のフォーマットで構築した高度な魔道書。
魔道書自体がフィルギャの遠隔制御霊装としての機能を果たす。
アンデルセンの童話を元に作り上げたオリジナルの霊装『鏡の欠片』を体内に仕掛けることで精神的な魔術防壁を作り上げる術式。
精神を目的に合わせて壊していくことで、魔道書の使用者として適合させる。常に発動しているため、魔力を必要とする他の魔術は使えない。
これを応用し、『鏡の欠片』で相手の精神を支配することが可能。これはかつて所属していた魔術結社の魔術師から奪ったもの。
【概要】
北欧系魔術結社に属していたが、目的に添わなかったことで潰し、単独で行動している。魔法名「perfectus109(我が理想を実行せよ)」
科学勢力はもとより、ロシア、イギリス、ローマ、フランスと言った十字教勢力から切り離された独立勢力としてバルト海一体に新国家『カレヴァラ』の建設を計画。
カレヴァラとは英雄の地であり、フィンランドの民族叙事詩に登場する地名で、これに基づいた「死者の魂によって完璧に運営される国家」の理想を描いている。
人間の魂の偉大さを信じており、死者の軍勢(エインへリャル)と異なり、フィルギャは肉体に縛られない魂という完璧な存在であることにこだわりを持つ。
恐ろしいほどに自身の思想に酔いしれており、そりの合わない相手には容赦しない性格である。
危険性はあるものの、魔道書と霊装によって多量のコストを掛けて強引に力を引き出しているに過ぎないため、魔術業界からは未熟に見られている。
【特徴】
フード付きの白い外套を羽織る金髪の魔女。主人の腕輪(ドラウプニル)を左腕に嵌めている。
雪の女王の影響により、死人のように青白い肌をしており、目は青(右)と黄金(左)のオッドアイが生じている。
見た目はかなり若い女性だが、お姉さんとは呼べない実年齢。
【台詞】
「なぜ非難するか、魔術師。冬至の犠牲祭とは、その生命の尊さを引き換えに偉大な力を得る、これは人々の願いから生まれた偉大な方式なんだぞ。」
「私の理想に追いつけるものは世界に一人もおらんか。残念至極。」
「莫迦な人間は嫌いだ。少しは賢いと思っていたのだ。」
「トゥオネラの書、我が願い叶えるために召喚を速やかに実行せよ。」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2014年01月04日 17:03