【名前】飛砂防備(ひさ ぼうび)
【性別】女
【所属】科学
【能力】念話能力(テレパス)
【能力説明】レベル0
能力は発現しているが念話が使える程の能力強度は無い。
【概要】
唱和園高校の一学年に在籍する放送部の少女、15歳。
『唱和園の七不思議』の一つである『失心ドミノ』の被害者で、唱和園高校で起きた集団パニック現象の最初の犠牲者。
引っ込み思案で生真面目、授業を真面目に聞いているのにあまり頭が良くない事が小さなコンプレックスの少々地味目で極々普通の女子高生。
放送部に入ったのは引っ込み思案で消極的な自分を変えたいと思った故の決断だが、結局入った所で引っ込み思案な所は変わらなかった。
『失心ドミノ』とは唱和園高校でちょっとした騒ぎになった怪事件、及びそれに付随した怖い噂話。『唱和園の七不思議』の一つ。
唱和園高校のテスト期間中に女子生徒が次々と体調不良を訴え、約8人の女子生徒が「まるで連鎖反応を起こすように」失神すると言う事件が起こった。
何故女子生徒ばかりが被害にあったのか、何が原因で起こったのかが不明で、一時期唱和園高校のみならず第十九学区周辺ではその話題で持ちきりであった。
その後学生たちの間で様々な憶測が飛び交い、「女子生徒には悪魔が堕りた」「女子高生の脳が一時的にリンクする事で脳の処理限界を超えて連鎖的に失神した」とどれも信憑性に欠けるオカルトじみたものばかり。

真相は最初の被害者で放送部である飛砂防備が仕組んだものであった。
放送室のスピーカーから『不快拡張波長(モスキートノイズ)』という高周波の音波を組み合わせる事である一定のレベル以上のストレス下に置かれた生徒に悪影響を及ぼした。
只彼女自身は集団失神を引き起こすつもりは無かったようで、不快拡張波長を利用してカンニングを行おうとしただけであった。
またこの不快拡張波長を利用したカンニング方法も彼女自身が思いついたものでは無く、唱和園高校裏サイトで知り合った『象牙の塔』というコテハンに教えられた方法をその通りにやっただけであった。
女子生徒ばかりが失神したのは女性の方が感受性に優れているからであると推測され、彼女が真っ先に被害にあったのは単にカンニングがバレる事に対して不安に思うがあまり、誰よりも緊張していたから。
本来不快拡張波長は「ある特定の法則性に基づいた組み合わせ」でない限りはこういった効果を引き起こす事は無いようで、回収された不快波長は明らかにその法則性に基づく組み合わせが成された物であった。
つまり彼女は唱和園高校裏サイトで知り合った『象牙の塔』に操られていたに過ぎなかった。

事件の真相が明らかになってからは「周囲の目は甘んじて受けるつもり」と発言しており、周囲の冷たい目を受けながらも学校にはちゃんと登校している。
【特徴】
黒髪眼鏡の地味っ子、身長は155cm、無意識に手をすり合わせる癖がある。
【台詞】
「え、あ、えと、うん。たぶんそう……だったと思います。自信はありませんが……」
「どんなに真面目に頑張ったところでダメな子はダメなんですよ……私が苦労して得た物を才能のある人に易々と飛び越えられちゃう気持ち、出来る人間である貴方達にはわかんないんですよ」
「初めて自分に目を掛けてくれた。こんな私にも価値があるって言ってくれた。例えネットの中であっても、顔も見えない仮初の関係であっても、初めてそんな人間に出会えて、嬉しかった……私本当に嬉しかったんです―――――だからこそ今死ぬほど悔しいんです」
【SS使用条件】
とくになし

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最終更新:2014年01月23日 01:48