【名前】カドマス=オールドカースル
【性別】男
【所属】魔術サイド/必要悪の教会
【能力】専門分野は『結界』。本来戦闘要員ではないのだが、戦闘時は結界や魔術トラップなどを組み合わせで戦う。
【能力説明】
様々な『結界』を扱う。以下はその一例。
  • 『女人結界』
神道・仏教の修験者の伝統を元にした結界。
かつての社寺や霊場は女性の出入りが禁じられており、その境界には『女人境界石』が建てられていた。
その伝統を体系化した結界に起こしたのがこの術式であり、結界内への女性の立ち入りを防ぐ効果を持つ。
地面に描く二次元的な魔法陣と『女人境界石』を再現した石を用いた三次元的な魔法陣の組み合わせで構成される結界だが、石を並べるだけでも『簡易結界』として機能する。
  • 『聖ヴィトスの加護』
十字教ベースの結界で、外敵からの攻撃を防ぐスタンダードな防御術式。
一四救難聖人の一人である聖ヴィトスの伝承から、雷系統の術式に関しては大体の場合ほとんど無効化してしまう。
相当な防御力を誇る大規模な結界だがその分手間もかかり、この結界を一人で張るには三週間程の時間を要する。
  • 『簡易結界』
界縄や塩や神札や十字架などの小道具を用いた簡易的な結界。
『結界』を戦闘に利用するために考案したもので、即席で組み立てることができる。
使用する小道具の種類や配置によって効果や威力が変動する。
基本的に使い捨てであり、それほど耐久性は高くない。
【概要】
『必要悪の教会』に所属する魔術師の少年。年齢は十代半ばで高校生程度。
魔法名は『reparo057(ここに永遠の誓いを立てる)』。
『結界』の専門家(スペシャリスト)で、『結界』に関してはイギリスでも指折りの実力を有する天才魔術師。
単身でちょっとした聖堂レベルの結界を張ることができ、さらに魔術的な防壁や罠(トラップ)の設置も得意としている。
現にウィンザー城やウェストミンスター寺院、サザーク大聖堂などのイギリス清教の拠点を守る防御機構の構築作業にも加わっている(むしろそっちの方が『本職』だとか)。
立場上は十字教徒に属するが、基礎術式は神道ベースとなっている。陰陽道や仏教・密教などの東洋系の宗教に詳しいが、しかしその知識は『結界』関連一辺倒となっているため一般的な術式への転用には利かない。
清教の施設に張り巡らされる『結界』の管理やメンテナンスを行う後方職に就いているのだが、最近は人材不足とかなんとかで任務に駆り出されており、本人は愚痴をこぼしているらしい。
粗野でガサツな印象とは裏腹に仕事柄ゆえに手先は人並み以上に器用。料理やお菓子作りなどの女の子らしい特技を持つものの、外聞が気になるのかその腕前を披露することは滅多にない。
「タイプは年上の女、金髪でグラマーな美女がいい」などと語っている。……が、本音を言えば単に年下の少女に対して極端に苦手意識を持っているだけ。過去のとある事故が原因で、それが魔法名の由来にもなっているらしい。
【特徴】
金髪碧眼の高校生程度の少年。
髪は逆立っているが生まれつきではなく、毎朝スプレーを使ってセットしているらしい。
高校の制服にも似たキャメルのブレザー適当に着崩して着用している。
【台詞】粗雑な男口調。人称は「オレ、オレ様」「オマエ、テメェ」「アイツ、アレ、(他人の呼称は基本的に名字呼び捨て)」。
「『女人結界』。神道・仏教系統ベースの術式だ。日本の古神道的生命観において『穢れ』ってのは流血などの生命の疲弊を指し示す。『血穢(けつえ)』、別称『赤不浄』っつってな。出産や生理も出血を伴うんで、女も『赤不浄』として穢れの内にカウントされていた。それをうまく術式に組み込んでやりゃいい。……と、するとこうして結界に『負傷者の立ち入りを禁ずる』っつー追加効果を付与できるって寸法だ」
「だ・か・ら! オレ様はチマチマ結界張り巡らして聖堂やら教会やらの防御機構を組み上げる後方支援担当だっての!! 攻撃術式がバカスカ飛び交う前線なんぞに引っぱり出されるなんて聞いてねぇぞオイ!!」
「ハッ、オレの好みは金髪巨乳の年上美女だ。テメェみたいな乳臭いガキじゃピクリとも反応しねぐべぁッ!?」
「クソッタレ。これならカビ臭い歴史建造物を転々として結界張って回るいつもの仕事の方がまだマシだぜ……」
【SS使用条件】
ご自由に。

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最終更新:2014年02月05日 22:44