【名前】ロクサンナ=ベッドフォード
【性別】女
【所属】魔術/必要悪の教会
【能力】『死霊魔術(ネクロマンシー)』を主に、死にまつわる魔術を広く扱う。
【能力説明】
  • 『偽・死霊魔術(ネクロマンシー=リ・プロデュース)』
正確には『コルネリウス=アグリッパ』の死体操り伝説などのいくつかの伝承をベースに『死霊魔術』を再現した術式。
『鮮度の良い死体』に霊魂を宛がい、一時的に仮初めの生命を与えるというもの。
具体的には、死体に『意識だけの生命体』を吹き込むことによって自立稼働させ、『まるで生きているかのよう』に見せることができる。
対象となるのは新鮮な死体だけなので、死体を冷凍保存するなどして鮮度を保たなければならない。
また、効果があるのは術式発動から一五分程度に限られる。
元来の『死霊魔術』は死者を生き返らせる術とされているが、この術式には死体蘇生効果はない。
おそらく本物の『死霊魔術』を完成させる途中経過で生み出された副次的な術式だったのだろうと思われる。
【概要】
魔術師のイギリス人女性。年齢は二十代後半。
名義上は『必要悪の教会』所属の魔術師となっているが、実質的には囚人。
イギリス清教よって罪に問われ、現在処刑塔に幽閉されている。
有名な『死霊魔術者(ネクロマンサー)』であるクロード=ベッドフォードを祖先に持ち、不治の病に倒れて息を引き取った夫を生き返らそうと自らも『死霊魔術』に手を出したヤンデレ未亡人。
古来より『死霊魔術』は神の領域に踏み入る行為として弾圧されており、ロクサンナは『「禁忌」を犯した』という理由で必要悪の教会のエージェントによって粛清された。
……という建前になっているが、実際はクロード=ベッドフォード譲りの狂気と倫理観の崩壊した思考回路の方が問題であって、彼女の思想がイギリスに危険をもたらすと判断されたというのが実情である。
本来なら処刑されるはずだったが『「貴重な技術(ネクロマンシー)」の知識』を保有しているため特例処置が下され、イギリス清教に身を捧げるという証文を書かされた上で処刑塔に永久投獄されている。
全身を様々な拘束具で戒められているが、これは清教側が強制したのではなくロクサンナ自身の意向によるもの。
曰く「重罪人の私にはこのような処遇が相応しい」とのことで、思想自体はどうであれ罪の意識は相当に重かった様子。
彼女の技術を発展させれば『死体から情報を引き出す』といった芸当も可能になるだろうと言われているが、今のところ実現する見込みはない。
【特徴】
なんとなく未亡人っぽい悲しげな雰囲気を漂わせている美女。ウェーブのかかった金髪のロングヘアーで巨乳。
喪服のような黒いロングドレスを着用しており、肌の露出はほとんどない。
が、全身を様々な拘束具で戒められており、見る者をなんとなく背徳的な気分にさせる格好となっている。
ドレスの上から革ベルトで上半身を腕ごとギチギチに縛り上げ、両腕は背中に回された状態で手枷がはめられ、両足は足枷で束縛されている。
その他首輪やら貞操帯やら目隠し(アイマスク)などで至る所を拘束済み。
手枷には天井へと伸びる鎖が、足枷には大きな黒鉄球がそれぞれ繋がっており、身動きが取れないような状態となっている。
ちなみに各種拘束具には鬱血や壊死を防ぐ保護術式がかけられており、死なないような配慮がされているらしい。
【台詞】良家の貴婦人のような丁寧な口調。人称は「私」「あなた様」「あの方、あの殿方、~様」など。
「いいえ、これで良いのです。私は重罪人なのですから」
「あの時の私は妄執に囚われていました。夫をもう一度この腕で抱くためなら何の犠牲も厭わないと、例え何人の処女を捧げようとも何人の幼子の命を奪おうとも一向に構わないと、そう本気で思っていたのです。『禁忌』を追い求めるうちに私の心そのものが狂気に犯されていたのでしょうね」
「いっそのこと殺してくだされば良いのに。私はいつでも覚悟はできておりますよ」
【SS使用条件】
ご自由に。

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最終更新:2014年02月05日 22:45