【名前】ビアンカ=ディアス
【性別】女
【所属】魔術
【能力】「第三の太陽」「第四の太陽」
【能力説明】第三の太陽
アステカの創世神話「五つの太陽」において、第二の太陽の時代が終わった後、雨の神トラロックが太陽として360年あまりに渡り支配したという話を元にした魔術。
古代アステカでは、トラロックに対する生贄として子どもを捧げていたことから、本来は子どもを生贄にすることで発動する魔術だが、彼女は子どもの代わりにトウモロコシで作った子どもを模した人形の中に自身の身体の一部(皮膚とか爪とか)を入れたものの首にあたる部分をナイフで切り裂くことで発動させている。
魔術が発動した直後、彼女の遥か頭上に直径100メートル程のプラズマで出来た球体が出現する。
これは、「雨の太陽」としてのトラロックを表したものであり、トラロックは雨や雲を司る神であることから「雨の太陽」が出現している間、彼女はその「太陽」の光が届く空気中に存在する水分を操ることができる。
これを利用し、水をウォーターカッターのように射出することで物体を切断したり、水を盾のように展開することで攻撃を防御したりすることができる。
ただし、トラロックは雨の神、つまりは天から恵まれた水を司る神であり、既に大地にある水(例:川の水)を司ってはいないため、操っていた水が大地に触れてしまうとコントロールすることが出来なくなる。
また、トラロックは、ケツァルコアトルが火の雨を降らせたことにより太陽の座から引きずりおろされたため、火の魔術を苦手とし、「太陽」に火の魔術を打ち込まれた場合、「太陽」が崩壊し、術式が保てなくなるという弱点を持つ。
が、「太陽」は遥か上空に出現しているため、そこに魔術を打ち込むのは容易ではなく、また水を操るという魔術の特質上その妨害も容易。
第四の太陽
第三の太陽の時代が終わった後の第四の太陽の時代を元にした魔術で「第三の太陽」が破られた時の最終手段。
「第三の太陽」が崩壊することで発動し、「第三の太陽」があった場所に水でできた一回り小さい発光する球体が出現する。
これは、トラロックの妻である女神チャルチウィトリクエの「水の太陽」としての役割を表したものであり、その第四の太陽の時代の終わりに大洪水によって「水の太陽」が破壊され、人類が魚に変えられてしまったという伝承を、大洪水によって太陽が破壊された結果、水が増大し世界中が水に包まれ、魚のような水生生物以外の生物は絶滅してしまったと解釈。
それにより、「水の太陽」を破壊した水の量を何百倍にも増大させることができる。
彼女はこれを利用し、自身の水の魔術で「水の太陽」を破壊することで、辺りに大洪水を起こし、その隙に乗じて逃げるといった使い方をする。
【概要】中南米の魔術結社「翼ある者の帰還」に所属していた魔術師。
魔法名は「occidens360(太陽の堕つる場所)」
幼児時代には、両親から愛されて幸せな生活を送っていたが、ある時彼女の村の辺り一帯で大規模な干ばつが発生し、さらにそれに追い討ちをかけるように山火事が発生。
そのため村を放棄し別の村へ逃げていく際に家族とはぐれ、そこから必死で生き延びようとしていたらいつの間にか魔術結社で殺しあいをしていた。
このような過去から、幸せには上限があるが、不幸には下限がないと思っており、いつか来るであろうさらなる不幸に備えるために「翼ある者の帰還」に所属していた時から、コツコツと貯金をしたりしていた。
結社が崩壊してしまった今ではその貯金を切り崩し、さまざまな地域の港町をめぐって暮らしており、貯金が尽きるまでに次になにをするべきか考えようと思っている。
年の割に考えがすごく現実的。
【特徴】身長140cmの15歳の少女。
童顔かつ幼児体型で下手をしたら小学生にすらみえるほど幼い容姿。
髪はところどころハネている茶色のセミロング。
常に黒っぽいコートを羽織っているがその下には魔術行使のために古代アステカの民族衣装を着ている。
【台詞】「運命ってのは、人を不幸にするために神様が作ってるんじゃないかしら。」
「どうやって幸せになるかではなく、いかにして不幸にならないかを考えるべきよ。前にある幸せばかり追いかけていると、後ろからやって来る不幸に気づけないじゃない。」
「さて‥‥。これからどうするべきかしら?」
【SS使用条件】特になし
最終更新:2014年02月05日 23:10